(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は17日、“日本ENUMトライアル”用の番号登録を25日に開始すると発表した。
“ENUM”は、電話番号による名前空間を利用してインターネット上の複数の通信サービス(メール/電話/ファクスなど)への統一的なアクセスを可能にする仕組み。日本では総務省が2005年8月に公表した“IP時代における電気通信番号の在り方に関する研究会”の第一次報告書に従ってENUMトライアルの枠組みの準備が進められ、ENUMトライアル用の番号空間の割当委任(1.8.e164.arpadelegation)が11月15日に国際電気通信連合(ITU)に正式に承認されている。
今回の番号登録は、JPNICが、ENUMトライアル用DNSサーバーの運用管理に関連した全業務を総務省から受託したことにより開始するもので、DNS技術にかかわる業務の一部は(株)日本レジストリサービス(JPRS)に再委託しているという。