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日立、新設計の液晶一体型“Prius Air One L”ほか、2005年春モデル“Prius L”6シリーズ10モデルを発表

2005年01月07日 12時59分更新

文● 編集部 内田泰仁

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“Prius Deck L”『DS75L』“Prius Deck L”『DS73L』

TV/ビデオ機能などのAV機能を重視したエンターテインメント志向モデルの“Prius Deck L”シリーズは、同社の23インチワイド液晶テレビ“液晶Wooo”『W23-LC50P』とのセットモデル『DS75L』と、17インチワイド液晶ディスプレーとのセットモデル『DS73L』の2モデル。いずれも、2つのアナログTVチューナーとMPEG-2ハードウェアエンコーダーを搭載するTVチューナーカードを内蔵し、2番組同時視聴/録画が可能となっている(液晶テレビセットモデルでは1番組視聴+2番組同時視聴/録画が可能)。なお、内蔵TVチューナーカードは、10bitADコンバーター、3次元Y/C分離、ゴーストリデューサー、タイムベースコレクターといった高画質化回路を搭載する。

付属ディスプレーを除く本体部分のスペックはいずれも共通で、CPUはPentium 4 530-3.0GHz、チップセットはIntel 915GV、メモリーは512MB(DDR SDRAM、最大2GB)、HDDはシリアルATA接続で250GB、光ディスクドライブはDVDマルチプラスドライブ(同社ではDVDスーパーマルチドライブと呼称。再生/記録速度は、DVD-RAMが記録/再生とも5倍速、DVD-Rが記録8倍速/再生10倍速、DVD+Rが記録12倍速/再生10倍速、DVD±RWが記録4倍速/再生8倍速、DVD+R DLが記録2.4倍速/再生8倍速、DVD-ROM再生が12倍速、CD-R記録が40倍速、CD-RW記録が24倍速、CD再生が40倍速)、グラフィックス機能はチップセット内蔵(ビデオカード増設用スロットはなし)。

インターフェース類は、USB 2.0×6(前面2、背面4。背面のうち1ポートはディスプレーまたはリモコン受信ユニット用)、IEEE 1394×1、PS/2×2、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)×1、S映像入力×1、コンポジット映像入力×1、テレビアンテナ入力×1、ビデオ音声入力×1、ライン入力×1、ライン出力×1、光デジタル音声出力×1、マイク入力×1、ヘッドホン出力×1。拡張スロット類は、PCIスロット×3(TVチューナーカードとファクスモデムがそれぞれ1スロットずつ専有)、PCカードスロット(Type II×2またはType III×1、Card Bus対応)、SDメモリーカード/メモリースティックスロット(メモリースティックPRO対応、MagicGate非対応)×1。通信機能は10/100/1000BASE-T対応のEhternetとV.90準拠の56kbpsモデム。製品には専用リモコンが付属する(リモコン受信ユニットは、『DS75L』では外付け、『DS73L』では付属ディスプレーに内蔵)。

本体サイズは幅110×奥行き378×高さ388mm、重さは10.3kg。OSはWindows XP Home Edition SP2。付属ソフトは、TV視聴/録画およびマルチメディアビューアー『Prius Navistation3』のほか、オフィスソフト『Microsoft Office Personal Edition 2003』、セキュリティー対策ソフト『Norton Internet Security 2005』(90日間サポート付属)、CD/DVD作成ソフト『RecordNow! 7.3』、DVD-Video作成ソフト『DVD MovieWriter 3.5 for HITACHI』など。

『DS75L』に付属する“液晶Wooo”『W23-LC50P』は、アナログ信号入力から液晶パネルへのデジタル信号出力までを一貫して実行することで回路上での映像劣化を防ぎ、ダイナミックな映像を実現する映像処理プロセッサー“アドバンスドDIPP”や、電圧付加により特に中間階調での応答速度を高速化し、動画をクリアに表示する“オーバードライブ回路”、小型ながら臨場感のある自然な音質を実現する5W+5Wステレオスピーカー“マイクロピュアスピーカー”を搭載。パソコン用のミニD-Sub15ピンアナログRGB入力に加え、D4映像入力×2、S映像入力×2、ビデオ入力×3の入力端子を備え、外部のBS/CS/地上デジタルチューナーを接続すれば、ハイビジョン映像を視聴することも可能。表示解像度は1280×768ドット、表示色数は1677万色、コントラスト比は400:1、輝度は約450cd/m2、視野角は垂直/水平ともに170度。本体サイズは幅668×奥行き214×高さ415mm、重さは約10.8kg。パソコン本体用とは別に専用のリモコンが付属する。

一方、『DS73L』に付属するディスプレーは、17インチワイドの同社製液晶パネルを採用した“スーパーピュアカラー液晶”ディスプレー。表示解像度は1280×768ドット、表示色数は1677万色、コントラスト比は400:1、輝度は約350cd/m2、視野角は垂直/水平ともに170度。映像入力端子は、ミニD-Sub15ピンアナログRGB入力×1。USB Hub機能を備え、USB 1.1のアップストリームポート×1と同ダウンストリームポート×2を持つ。本体サイズは幅552×奥行き190×高さ387mm、重さは約6.4kg。

価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格は、『DS75L』が38万円前後、『DS73L』が25万円前後。

“Prius Air L”『AR37L』“Prius Air L”『AR35L』

“Prius”シリーズのスタンダードモデルと位置付けられている“Prius Air L”は、19インチ液晶ディスプレー付属の『AR37L』と17インチディスプレー付属の『AR35L』の2モデルがラインナップされている。2004年秋冬モデルの“Prius Air K”では全モデルがTV/ビデオ機能を搭載しなかったが、“Prius Air L”では両モデルともにTV/ビデオ機能を搭載する。

両モデルの相違点は、HDD容量と付属液晶ディスプレーで、スペックはそれぞれ以下のとおり。

『AR37L』
HDD:160GB(Ultra ATA/100接続)、液晶ディスプレー:19インチ“ラスタービュー液晶”ディスプレー(表示解像度:1280×1024ドット、表示色数:1619万色、コントラスト比:450:1、輝度:約400cd/m2、視野角:水平140度/垂直135度)
『AR35L』
HDD:250GB(Ultra ATA/100接続)、液晶ディスプレー:17インチ“ピュアカラー液晶”ディスプレー(表示解像度:1280×1024ドット、表示色数:1619万色、コントラスト比:450:1、輝度:約300cd/m2、視野角:水平140度/垂直130度)

上記以外のスペックは両モデルとも共通で、CPUはCeleron D 335-2.80GHz、チップセットはIntel 865GV、メモリーは256MB(DDR SDRAM、最大2GB)、光ディスクドライブはDVDマルチプラスドライブ(DVD-RAMが記録/再生とも5倍速、DVD-Rが記録8倍速/再生10倍速、DVD+Rが記録12倍速/再生10倍速、DVD±RWが記録4倍速/再生8倍速、DVD+R DLが記録2.4倍速/再生8倍速、DVD-ROM再生が12倍速、CD-R記録が40倍速、CD-RW記録が24倍速、CD再生が40倍速)、グラフィックス機能はチップセット内蔵(ビデオカード増設用スロットはなし)。TVチューナーカードは、MPEG-2ハードウェアエンコーダーを搭載したシングルチューナータイプ。

インターフェース類は、USB 2.0×6(前面2、背面4。背面のうち1ポートはディスプレーまたはリモコン受信ユニット用)、IEEE 1394×1、PS/2×2、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)×1、S映像入力×1、コンポジット映像入力×1、テレビアンテナ入力×1、ビデオ音声入力×1、ライン入力×1、ライン出力×1、光デジタル音声出力/マイク入力×1、ヘッドホン出力×1。拡張スロット類は、PCIスロット×2(TVチューナーカードとファクスモデムがそれぞれ1スロットずつ専有)、PCカードスロット(Type II×2またはType III×1、Card Bus対応)、SDメモリーカード/メモリースティックスロット(メモリースティックPRO対応、MagicGate非対応)×1。通信機能は10/100/1000BASE-T対応のEhternetとV.90準拠の56kbpsモデム。製品には専用リモコンが付属する(リモコン受信ユニットは、『AR37L』では外付け、『AR35L』では付属ディスプレーに内蔵)。

本体サイズは幅93×奥行き377×高さ359mm、重さは約7.8kg。OS、付属ソフトは“Prius Deck L”とほぼ同様だが、ゲームソフトとビデオ編集ソフト『VideoStudio 8 SE』が付属せず、時刻表/経路検索ソフト『駅すぱあと』とキーボード入力練習ソフト『タイピングドリーム アフロ犬』が付属する。

価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格は『AR37L』が21万円前後、『AR35L』が19万円前後。

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