というわけで、ちょっと原稿をさぼっている間に『A5503SA』に夏色の新色バージョンが登場したようだ。フェアリーオレンジ、ピクシーグリーン…。自分の持ってるのは無難なシルーバーだが、こっちにすればよかったと後悔する今日このごろ。今回は、前回のFM機能に続き“EZナビウォーク”について紹介しよう。
A5503SAに搭載されている2大機能のひとつとも言っていい“EZナビウォーク”だが、その精度はどうなのか?ちゃんとナビしてくれるのだろうか?
A5503SAのナビ機能をはじめて使ったのは、実は社内の研修の日だった。研修というのはフツーのサラリーマン時刻(つまり午前9時とか9時半)にはじまるのが常で、昼に出社する編集者とは無縁の時刻だ(徹夜作業時は別だが)。そんな時刻だから、ロクに研修場所を地図で確認せずにでてきてしまったのだ。満員電車のなかで地図検索を行い、ナビゲーションをセットして間に合ったのだった。
さて、それからしばらく経った某日、デザイン事務所との打ち合わせにEZナビウォークを使う機会がやってきた。このデザイン事務所の社長とは3年ぶりの再会であり、神宮前に移転したということとその住所だけは聞いていたのだが、この日がはじめての事務所訪問だった。
地下鉄の表参道駅を降りて“EZナビウォーク”を起動。「センターキー」→「EZナビウォーク」→「おでかけメニュー」→「地図検索」→「住所で探す」の順に選択していく。住所は打ち込むのが面倒だったので、エリア(町名・番地など)を1個1個選択していく方法をとった。最終的に住所を番地まで入力すると、地図を表示するやここへ行く(GPS)などの選択項目が表示される。ここでは当然、GPSを選択する。
すると経路候補が4種類表示された。徒歩での経路やタクシーを使う経路、あるいは地下鉄に乗るなどが一覧表示されるが、当然目的地が近くなので徒歩を選択した。向かうデザイン事務所は原宿の裏通りにある。
表参道の裏通りは結構迷う。口頭で説明されても迷ってしまう |
一度、神宮前の裏通りを歩いたことがある人ならわかるだろうが、結構迷う。ちょっとしたお洒落な店なんかがあってぶらぶらするには面白いかもしれないが、仕事で目的をもって歩くにはちょっとやっかいだったりする。おそらく口頭で説明されても無事にたどり着くことはできなかったろう。結局はEZナビウォークのおかげで、徒歩で目的地のデザイン事務所までいくことができた。
目的地までの経路が何種類か表示されるので徒歩で行く手段を選ぶ | ナビがはじまる。目的地までの経路と自分の現在地が表示される | 帰りの道のりで経路を無視した時に、「ルートを外れました」のメッセージが |
さて帰りの道のりだが、ちょと離れているJR原宿駅を利用してみることにした。“EZナビウォーク”も裏路地を抜け、一応表参道を通って原宿駅に行くように指示している。が……ラフォーレ原宿前の交差点まできた時、ふと指示の経路を外れた場合はどうなるのか試したくなった。そして、スタスタと竹下通り方面へ歩きはじめた。女子高生やら若者がいっぱいの竹下通りを歩くのはヒジョーに恥ずかしかった。が、まだナビは最初の経路を示している。思い切って、あのオトロシイ若者いっぱいの混雑通りに突進していった。ようやく竹下通りの中間地点に来たころ、経路を外れているとのことで、“EZナビウォーク”は新たな経路を指示しはじめた。それは竹下通りを抜けて原宿駅へ向かうというものだった。
ヒジョーに混雑している竹下通り | 原宿駅のホームから竹下通りを見る。黒山の人だかりが見える中央の通りが竹下通りだ | |
原宿駅の竹下口 | こちらは表参道口。ナビは帰りの目的地としてこちらを表示していた |
竹下通りを原宿方面に抜けると、正面に原宿駅改札があるのだが、ナビはもっと知られている明治神宮側の改札を案内していた。