中央が基板の状態で右がケースに入った状態 |
(株)アットマークテクノは22日、名刺の半分のサイズという小型のLinux搭載ネットワーク端末『Armadillo-J』を開発、2003年中に出荷開始の見通しであると発表した。同社はこれまでネットワークを利用し遠隔機器の計測や制御をするための端末『Armadillo』(アルマジロ)を販売してきた。今回の製品は『Armadillo』の約1/5の基板面積(50×37.5mm)。米NetSilicon社の“System On Network”組込みネットワーク機器用プロセッサ“NS7520”を搭載しながら、端末の機能を限定することによって実現した。Power over Ethernet(IEEE802.3af規格)に対応しているため、電源の配線が必要なくなり、LAN配線のみとすることで電源の確保が困難な場所での動作が可能になっている。同製品は標準のOSとしてLinux(μCLinuxカーネル2.4.22)を採用している。販売価格は2万円程度を予定している。