フロッピー感覚でメディアに
ファイルを書き込める「Drag-to-Disc」
画面3 フロッピー感覚でドラッグ&ドロップでファイルをパケットライトできる「Drag-to-Disc」。 |
Drag-to-Discは、データファイルをドラッグ&ドロップするだけで、リアルタイムでCD/DVDメディアにファイルを書き込めるパケットライティングソフトだ(画面3)。従来のEasy CD Creatorが備えていた「DirectCD」の後継機能で、データを画面上のアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、ファイルのフォーマットから書き込みが自動的に行われるように改良されている。また、DirectCDとの上位および下位互換性が確保されており、Drag-to-Discで書き込んだメディアはDirectCDがインストールされた環境でも読み書きが可能だ。
リッピングやアナログ録音、編集、分割、
書き込みまで一貫操作「Audio Central」
画面4 音楽CDのリッピングや再生リストの作成、再生、CDメディアへの書き込みなどを行う「AudioCentral Player」。 |
Audio Centralは、音楽CDのリッピングや管理、再生、編集などを行うソフトだ(画面4)。一見したところ、Windows Media Player 9とよく似ているが、音楽CDからのリッピングや再生を行う「Audio Central Player」を中心に、ライブラリ内の曲を整理・管理する「Media Explorer」、曲のアーティストやアルバムタイトルなどの情報を編集する「Tag Editor」(画面5)、アナログ音源からの録音、録音後のオーディオデータのトラック編集や分割などを行う「Sound Editor」(画面6)の4モジュールで構成され、互いに呼び出すことができる。
リッピングしたオーディオデータは、WAV/MP3/WMA/OGGの4種類のコーデックで保存され、ビットレートは最高320kbpsまで対応する。再生リストを作成すると、曲間をフェードイン/アウトさせたり、全体の音量がそろうように調整できる。現時点ではMP3プレーヤなど外部のポータブルデバイスへのデータのやり取りには対応していない(将来のバージョンアップで対応の予定)が、再生リストにある曲を圧縮したままCD-Rなどに書き込む際、ファイル名の先頭に曲番号を順番に追加してくれる。これにより、たいていのMP3/WMAに対応したポータブルCDプレーヤで、再生リスト順に音楽を再生させられる。もちろん、再生リストから音楽CDをCD-Rに書き出すことも可能だ。
画面5 「Tag Editor」では、複数のファイルの曲情報をまとめて変更することができる。 |
「Sound Editor」では、アナログ録音などでトラック分割されていないサウンドデータに対して手動、もしくは無音部分の自動認識でマーキングを行い、複数の領域(トラック)に分割していくことができる。この情報は再生リストとして保存することができ、この再生リストをもとに、「AudioCentral Player」からCD-Rなどに音楽CDとして書き出せる。また、無音部分の挿入や、ノイズ除去などフィルタ操作も可能である。
画面6 波形を見ながらサウンドデータの編集ができる「Sound Editor」。 |
このようにAudio Centralは、アナログの音楽テープやLPレコードなどをデジタル録音→トラック分割→CDメディアへの保存といった作業が非常にスムーズにできるのが大きな特徴になっている。