日本電気(株)と日本オラクル(株)は5日、IPv6対応や著作権保護対応を強化した次世代コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)システムで協業することに合意したと発表した。両社は今回の協業に基づき、次世代型CDNシステムの提供を開始するという。
IPv6対応CDNソリューションシステム構成図 |
まず両社は、NECのストリーミングコンテンツ管理/配信システム『StreamPro(ストリームプロ)』と、日本オラクルのアプリケーションサーバーとの連携をはじめ、IPv6対応のCDNシステムへの取り組みを本格化するとしている。これにより、IPv6環境での映像や音声などのストリーミングコンテンツの配信からコンテンツの課金管理、顧客管理やアクセス管理を含めたストリーミングシステムの統合管理が可能となるという。
著作権保護ソリューション構成概念図 |
また、著作権保護システムにおいて、『StreamPro』の著作権保護機能と『Oracle DRM Gateway』を連携させることで、大規模な著作権管理や複数メディアの著作権管理の一元管理を可能とするとしている。
さらに、次世代CDNシステムの提供拡大を推進するため、顧客に対する提案活動などを行なう20名体制のプロジェクトチームを確立し、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有など行なうという。展示会での協力や共同広告の実施など、マーケティング活動や販売推進活動でも協力するとしている。