OpenOffice.orgは、『OpenOffice.org 1.1 Beta2』をリリースした。
『OpenOffice.org 1.1 Beta2』の起動スプラッシュイメージ。下のほうに起動状況を表示するプログレスバーが追加されている |
『OpenOffice.org 1.1 Beta2』は、現在米Sun Microsystemsが公開している『StarOffice/StarSuite 6.1 Beta』のもととなっているオープンソースのオフィススィート。作成したドキュメントをPDFへエキスポート可能になったほか、、プレゼンテーションツール『OpenOffice.org Impress』やドローツール『OpenOffice.org Draw』では、PDFにFlashへのエキスポートが可能になっている。
OpenOffice.org Writer | OpenOffice.org Calc | |
OpenOffice.org Impress | OpenOffice.org Draw |
OpenOffice.org WriterでPDFを作成してみた |
そのほか、日本語の禁則処理にも対応している。
日本語の禁則処理を試してみた。上が『OpenOffice.org 1.1 Beta2』、下が『OpenOffice.org 1.0.3』。行末の句点やとじかっこもきちんと処理されている |
現在正式に公開されているのは英語版のみで、Windows、Linux、Solaris用のバイナリが用意されている。Linux版バイナリのファイルサイズは約72MB。なお、開発者向けには“OpenOffice.org 独自ビルドプロジェクト”が日本語のビルドも用意しているようだ。
『OpenOffice.org 1.1』の正式リリースは8月8日が予定されており、日本語版のリリースはOpenOffice.org日本ユーザー会を中心に日本語版ビルドの作成と品質テストを行なうため、1~2カ月程度遅れてのリリースとなるようだ。OpenOffice.org日本ユーザー会では、日本語ビルドおよび品質テストへの協力者を募集しており、英語版リリースから日本語版リリースまでの期間を短縮したいとしている。