(株)サバンは、顧客ごとにカスタマイズしたディストリビューションを搭載可能なアプライアンスサーバ『NET-STATION』を全国的に展開する。
『NET-STATION』 |
『NET-STATION』は、ファイルサーバ機能と、(株)サバンが独自に開発したグループウェアを搭載している。サーバ機能は、ユーザーの注文に応じて、Webサーバやメールサーバ、プロキシサーバなどの機能を追加することが可能。OSはRed Hat Linux 7.2をベースに、顧客ごとにカスタマイズされた『SAVANT LINUX』を使用する。CD-ROMからブートするので、不正アクセスによってOS自体を書き換えられることはないという。
『NET-STATION』製品のラインナップは、ユーザーデータをバックアップするストレージの種類によって以下4つのラインナップがある。
- 40GBハードディスクモデル(7万9800円)
- DVD-RAMモデル(9万9800円)
- 40GBハードディスクRAIDモデル(12万9800円)
- 40GBハードディスクRAID+DVD-RAMモデル(16万9800円)
いずれも、CPUはCylix-533MHz、メモリ512MBを搭載する。
『NET-STATION』は、これまで(株)サバンの地元である愛媛県を中心に、おもに関西、四国地域を中心に販売されていたが、今後全国的に販売を開始するという。注文は同社WebサイトにあるPDFの申し込み用紙に必要事項を記入し、FAXで行なう。納品までには、注文後10日程度かかるという。サポートは、24時間受け付けの無料Webチャットを2時間まで利用できるほか、電話によるサポートもオプションで購入することが可能だ。
(株)サバンでは今後、サーバ管理ツール『Webmin』とグループウェア機能を統合し、ユーザーが容易にサーバを管理できるインターフェイスを提供する予定だとしている。