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Vine Linux 2.1.5リリース 3.0は年末~年明けリリース予定

2001年03月25日 01時32分更新

文● 吉川

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Project Vineが作成する人気ディストリビューション「Vine Linux」のFTP版が2.1からバージョンアップして2.1.5になった。

今回のバージョンアップでは、

  • 2.1用にリリースされてきたセキュリティ/バグフィックス関連パッチを適用
  • カーネルを2.2.17から2.2.18にアップグレード
  • XFree86のパッチを採用→Savage IX/MXやGeForce 2に対応
  • ProFTPd-1.2.1、apache-1.3.19、openssh-2.5.1p2などを採用

などが行なわれている。

バージョンナンバーからもわかる通り、今回はマイナーバージョンアップなのだが、目玉としては「apt for rpm」の採用が挙げられる。これは、Debian GNU/Linuxで使われている「apt」のrpm版であり、パッケージの追加/削除やシステムのアップグレードを簡単に行なうことが可能なもの。たとえば、aptを使ってパッケージをアップグレードする場合、そのパッケージと依存関係にあるパッケージを自動的にダウンロード/インストールしてくれるといったことが可能になる。

現在2.1.5はFTPサイトからの配布が行なわれているが、4月上旬からは、各雑誌の付録として登場する予定があるという。

Project Vineのロードマップによると、今後のVine Linuxリリース予定は

  • 2001年6月もしくは7月……Vine Linux 2.2
  • 2001年7月……Vine Linux 2.2CR(商用版)
  • 2001年12月もしくは2002年1月……Vine Linux 3.0
  • 2001年12月もしくは2002年1月……Vine Linux 3.0CR(商用版)

となっている。

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