DJ用CDプレーヤとそっくりな機能を持つMP3プレーヤと、これまたDJ用機材と同等の機能を持つミキサを内蔵した「PCDJ Digital 1200 SL」は、本職のDJが開発段階から携わったという、扱いやすい操作性と、プロ用機材顔負けの豊富な機能を持った本格派のDJソフトだ。なお、日本国内での発売は、フライトシミュレータ専門店「インターセプト」でゲーム通に知られる(有)シムコムが行う。
初めてでも簡単に扱える操作性と
プロの使用にも十分な高性能を併せ持つ
フライトシミュレータ専門店としてゲーム通に知られているインターセプト(有限会社シムコム)だが、2000年末より新たに、音楽関連ソフトの取り扱いを開始した。その第1弾商品となるのが、Visiosonic「PCDJ Digital 1200 SL」だ。本作は、開発から本職のDJが携わったプロDJのための本格的な音楽ソフトだ。基本的なシステムは、DJ用CDプレーヤをそっくりに再現した機能を持つMP3プレーヤを2つ利用し、連続再生やミックスを行う、というものである。驚くべきはその簡潔な操作性で、「複数のターンテーブルもしくはCDプレーヤをミキサでつないに、曲を連続演奏するもの」という「DJの基本概念」さえ知っていれば、DJプレイはまったくの初心者という人でも短時間で使えるようになり、手軽にデジタルDJの醍醐味を味える。
インターフェイスのデザインや操作感はまさにDJ機器そのもので、2つ並んだMP3プレーヤに交互にサウンドデータをロードし、中央のミキサーで曲をミックスする、というシンプルな構造だ。CDからMP3データへ変換もボタンひとつで実行できる手軽さで、MP3データの音質に関しても満足のいくものだ。一方、MP3データの再生機能として、曲の最初の無音部分をカットして演奏してくれる「オートキュー」、異なるBPM(Beat Per Minute、曲のテンポのこと)のデータをミックスするときにBPMを自動的に調整する「自動ビートマッチング」、最小で0.05％までの制度で調整できる「ピッチ合わせ」、1音源につき最大20カ所、1/1000秒単位の綿密な頭出しポイントを指定できる「マーキング設定」などが用意されている。扱いの簡単さが初心者に非常に親切なのはもちろんだが、細かな機能群も用意され、プロ用機材としても十分満足できる性能となっている。
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| 「PCDJ Digital 1200 sl」のメイン画面。プロ用機能を備えたMP3プレーヤとミキサ、MP3データの保存、データベース化しておく「マイレコードケース」と、本物のDJ機材のような構成だ。 |
