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秋葉原駅前広場で「CUSTOM PC WORLD 2000」開催中

2000年11月26日 03時18分更新

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今後登場する注目マザーが目白押し

 次に注目のマザーを紹介しよう。多くのベンダーで新世代チップセットを搭載したマザーが展示されている。このなかで発売が迫っているのはVIAの「KT133A」を搭載したマザーボードだ。各社、早ければ今月末、遅くても年内に向けて調整を進めているという。KT133AはKT133のFSB266MHz対応版。SouthBridgeにはUltraATA/100対応のVIAの「VT82C686B」(以下686B)が組み合わせられるケースがほとんどになる。なお、注目のDDR SDRAM対応のチップセットAMD760搭載のマザーボードの年内発売は微妙。「nVIDIAの最新ビデオチップ“NV20”(コードネーム)での動作確認を取ってからAMDはチップセットを供給する」と複数のベンダーが口を揃えていたのが印象的だった。
 以下、各社の新製品をまとめてみる。

(TEXT:Jo_Kubota)

【EPoX(代理店:マスタードシード)】

EP-8KTA3」(VIA KT133A/FSB 266MHz/非DDR)
 チップセットはVIA KT133Aで686Bが組み合わせられている。オンボードでHighPoint製「HPT370」を搭載しIDE-RAID機能を搭載する。マスタードシードによると、FSBやCPU倍率はBIOS上で設定できるという。11月下旬か、12月上旬にはリリースされるそうだ。また確定はしていないものの、GigabyteやAOpenのように“DualBIOS”(TwinBIOS)を搭載する予定とのこと。ただ、製品版ではまだどうるなか分からないそうだ。



EP-8K7A」(AMD760/FSB266MHz/DDR)
   チップセットは本命AMD761+VIA 686Bの組み合わせ。FSB設定はBIOS上で行うが倍率や電圧はジャンパ設定になると言う。DDR対応のDIMMスロットは、展示では2本だったが製品版では3本ないし4本になる可能性もある。発売時期は来年になりそうだとのこと。



EP-8LKA」(ALi MAGiK 1647/FSB200MHz/DDR)
   ALiのMAGiK 1(M1647+M1535D+)を搭載しDDR SDRAM、UltraATA/100に対応する。すでに展示が始まっているIwillの「KA266-R」と同じスペックだ。発売時期は来年になるという。FSBや倍率、電圧など全ての項目はBIOS上から変更可能とのこと。



【SOYO(ソーヨーコンピュータ】

SY-K7ALA-R」(ALiMAGiK 1 1647/FSB100MHz/DDR)
 ALiのMAGiK(M1647+M1535D+)を搭載しDDR SDRAM、UltraATA/100に対応する。発売は来年1月予定だとしている。倍率や電圧をディップスイッチで変更可能。



SY-K7SSM」(SiS730S/FSB200MHz/非DDR)
   今回の展示で唯一、SiS730Sを搭載するマザーボード。SiS730はNorthBridgeとSouthBridgeの機能を1チップ化し、さらにVGA機能も統合されている。このマザーボードにはサウンドとLANもオンボードで搭載され、まさになんでもアリだ。発売時期については「マザーボードとしては既に完成しており、チップセットの供給がスタートしだい、発売できる」という。



【ASUSTeK(代理店:ユニティ)】

A7M266」(AMD 760/FSB266MHz/DDR)
 展示デモされており、発売は未定。チップセットには新開発のファン付きヒートシンクが組み合わせられており、今後のマザーボードにも採用されるという。



AGP-V7100 DELUXE COMBO
   GeForce2MX(VRAM 32MB)を搭載したTVチューナー付きビデオカード。ビデオキャプチャーもできる。キャッチフレーズは“男ならコンボ”。近いうちに発売されるそうだ。



【MSI(エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン)】」

K7T Master-SI」(VIA KT133/FSB200MHz/非DDR)
 従来のVIA KT133チップセットに686Bを組み合わせ、UltraATA/100に対応。さらにオンボードでデュアルチャネルのUltra160 SCSIコントローラ「AIC7899」、IEEE1394を搭載しビデオ編集などに適した構成となっている。すでに出荷は始まっており、アキバに登場するのも時間の問題だ。



K7T Turbo」(VIA KT133A/FSB266MHz/非DDR)
 従来のK7TのチップをFSB 266MHz対応のKT133Aに載せ変えたもの。チップセットが45度に傾いた形で配置されている。SouthBridgeはVIA 688BとなっておりUltraATA/100に対応。年内の発売を予定しているとのこと。

K7 Master-S」(AMD760/FSB266MHz/DDR)
 AMD761+VIA 686Bのスタイルのマザーボード。型番の最後についている「S」はSCSIオンボードを表す。そのSCSIコントローラにはAdaptecの「AIC-7899」が搭載され、Ultra160に対応する。今回展示されていた、AMD760チップセットを搭載するマザーボードで唯一のSCSIオンボードマザーボードだ。発売は間に合えば年内、チップセットの供給によっては来年になるという。



【FIC(FIC販売)】

AD11」(AMD760/FSB266MHz/DDR)
 AMD761にVIA 686Bを組み合わせたベーシックなマザーボード。メモリはDDR SDRAM対応で、今回唯一DDR Virtual Channel Memory(VCM) SDRAMのサポートを表明していた。ただVCMアーキテクチャによるDDR SDRAMのリリース自体が未定であり、本当にサポートされるかどうかは不明。発売は他のメーカーと同じく、12月末から来年になるそうだ。



AudioAlertII
 FICのブースで目を引いたのはこのAudioAlertII。FICでは「KA-11」などに、音声でエラーを教えてくれる機能が付いているが、その機能をさらに強化したのが、この“II”である。エラー音声はマザーに付属するマイク入力端子から直接録音し記憶できる。また起動時のタイトルロゴも自分で好きな画像を入れることができる。この画像は640×480ドット/256色に対応しており、デモ機ではアニメキャラが表示されていた。音声と画像の登録はWindows上から行えるという。

※これらの製品については、出荷の際、スペックが変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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