(株)日立製作所は24日、次世代マルチアプリケーションICカードに向けたゲームポイントシステム技術を開発し、店舗ポイントシステムを想定したゲーム連動型ポイントシステムを試作したと発表した。
これは、店舗利用によって付加されるポイントの代わりに、カード利用者がゲームを実行する権利をICカードに持たせるもの。ICカード上で“スロット”や“カード合わせ”などのゲームを実行しながら、結果次第で高ポイントを獲得できるICカードの福引的な使い方が可能になるという。ICカードが備えている高セキュリティー性を活かし、店舗側が、ポイントシステムを安全に運用できるという特徴も持つ。
同社では、この技術は、決済系などの従来のICカード応用分野に加え、楽しみながらカードを利用できるアミューズメント分野への応用を開くものであり、次世代ICカードの普及を促進する技術として期待できるとしている。