(株)ハドソンは、セガ・エンタープライゼス(株)の『Dreamcast』対応のトラベルコミュニケーションゲーム『北へ。』を'99年2月(予定)に発売する。TVゲームの体験を通じて北海道の魅力を伝えるストーリーを展開するという。
Dreamcastイメージ画面 |
「当社は北海道に本社がある数少ないソフトハウスのひとつで、開発者のほとんどが札幌に在住していることから、自分たちの住んでいる街の魅力を充分に伝えられるのではないかと思っている」と同社の広報はいう。
『北へ。』は、背景は実写、キャラクターは2Dの“トラベルコミュニケーション”ゲーム。原作・総合プロデューサーに広井王子氏を、またイラストには新鋭NOCCHI氏を迎えている。広井王子氏の世界をその時の旬のハードで出す開発コンセプトのため、ハードにDreamcastを選択したという。
テーマは、“「大好き」って言いたい”。
主人公は、高校2年の男の子という設定で、夏休みの14日間を利用して、北海道を訪れ、赤煉瓦の北海道庁や札幌の時計台、さらには小樽やラベンダー畑の広がる富良野など実在する観光スポットで8人の女の子と出会い、“夏休みの思い出”を作るという設定。そして冬休み、幻想的な雰囲気が漂う札幌大通り公園で、クライマックスを迎える。
(左)春野琴梨(はるなことり)/声優:千葉紗子、(右)里中梢(さとなかこずえ)/声優:豊口めぐみ |
ゲームのターゲットユーザーは、中学生以上を想定。恋愛シミュレーションの要素もあるが、男性だけではなく女性にも楽しんで貰えるようなゲームを目指しているという。
(左)愛田めぐみ(あいだめぐみ)/声優:大谷育江、(右)ターニャ(ターニャ・リピンスキー)/声優:坂本真綾 |
桜町由子(さくらまちゆうこ) 声優:南央美 |
なお、『ビジュアルメモリ』への対応、ネットワーク的な要素を直接ゲームに取り込むことは今のところ考えていないという。ただ、『北へ。』公式Webで積極的にゲームの情報などを展開する予定。