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伊藤忠テクノサイエンス、GIS地理地図情報ソフト『GEO CONCEPT』の日本語版を発売

1998年06月16日 00時00分更新

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 伊藤忠テクノサイエンス(株)は、仏GEO CONCEPT社が開発したGIS地理地図情報システムソフトウェア『GEO CONCEPT』の日本語版の販売を開始した。価格は基本構成の『GEO CONCEPT Standard』が44万円から。ネットワーク上で利用できるクライアント/サーバー版やブラウザーで利用できるようにするためのオプションも用意されている。

 地理地図情報システム“GIS(Geographic Information System)”は、地図とデータベースを統合し、検索した情報を地図上に重ねて表示できるシステム。道路地図や住宅図、工事の図面など幅広く利用されている地図に、文字情報やグラフを盛り込むことによって周囲の状況が見えるなどの地図の利点と、詳細かつ大量の情報を扱える文字情報の利点を融合できるのが特徴。

出展:(株)昭文社『ライフマップル』
出展:(株)昭文社『ライフマップル』


 『GEO CONCEPT』は、独自技術により、数百万個の図形や属性データを高速に表示できるという。また内部に3万2000項目を持つことができるデータベースを実装しており、図形の条件検索などが可能。『Oracle8』などの外部データベースにも、ODBCによりアクセスできる。さらに、マイクロソフト社の『Visual C++』や『Visual Basic』などの開発ツールで450以上の『GEO CONCEPT』の内部関数を自由に使えるほか、画像データの透過や補正機能も装備している。

 『GEO CONCEPT』の日本での販売目標は、初年度800ライセンスで4億8000万円。対応OS はWindows95/WindowsNT。(株)昭文社の『ライフマップル』などの地図データが別途必要。(報道局 清水久美子)

http://www.ctc-g.co.jp/

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