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米シマンテック、“ラブレター”ウイルスの変種“VBS.LoveLetter.BD”に対応

2000年08月18日 20時30分更新

文● 編集部

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(株)シマンテックの18日の発表によると、米シマンテック社は現地時間の同日、ワーム型ウイルス“VBS.LoveLetter.A(ラブレター)”の変種“VBS.LoveLetter.BD”を発見、同社の“シマンテック・アンチウイルス・リサーチ・センター(SARC)”を通じて、このウイルスに対応するウイルス定義ファイル(ワクチン)の提供を開始したと発表した。

また、SARCでは、Windows Scripting Hostを無効にすることで“ラブレター”などのVBS(ビジュアル・ベーシック・スクリプト)で作成されたウイルスを動作させないようにするプログラム『nonscript.exe』と、ワーム型ウイルス“WScript.KakWorm(カックワーム)”が実行されてしまった後で完全に取り除くためのプログラム『fixkak.exe』を無償で提供する。これら2つのプログラムは同日よりSARCのウェブサイトよりダウンロードできる。

“VBS.LoveLetter.BD”は、Outlookのアドレス帳に登録されているすべてのメールアドレスに対し“resume.txt.vbs”という感染ファイルを添付して送りつける。また、パスワードを盗むトロイの木馬プログラムをダウンロードする機能を持つ。このワームは同社の設定しているウイルスに危険度レベル(1~5)では“3”となっている。
ウイルス対策ソフト『Norton AntiVirus』ユーザーは、オンライン更新機能“LiveUpdate 機能”によりワクチンを入手できる。非ユーザーは同ソフトの30日間限定体験版を同社のホームページからダウンロードすることでワクチンを利用できる。

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