日本電気(株)は3月6日に、256MbitダイレクトラムバスDRAM『μPD488548』および、288MbitダイレクトラムバスDRAM『μPD488588』を製品化し、4月にサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は1万円で、量産開始は7月を予定している。
同製品は、256M/288Mbitの容量を持ち、ECC(エラー訂正)機能を持たないバス構成に適した16bitデータバス品(256Mbit品)と、ECC機能を持つバス構成に適した18bitデータバス品(288Mbit品)の2種類を用意した。
同製品の主な特徴として、データの信頼性を向上させるため、16/18bitのデータの読み書きを8個のチップに分散して行なうIDM(Interleaved Device Mode)機能を新規搭載し、エラー検知・訂正機能の強化が図られている。
また、同製品には、ダイレクトラムバスDRAMインターフェースを内蔵したことで、データ転送周波数800MHz(動作クロック周波数400MHz)時、最大1.6GB/秒の高速動作が可能。また、同製品は、512KWord×16bit×32バンク構成(256Mbit品)および、512KWord×18bit×32バンク構成(288Mbit品)となっており、4バンクインターリーブ動作でバンクを切り替えながら処理を行なうことにより、最大データ転送速度1.6GB/秒で連続アクセスが可能となり、高いデータ転送効率を実現した。
なお、同社では、同製品を16個/8個/4個搭載したメモリーモジュールも順次製品化する予定という。