(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントは17日、同社が'99年10月1日から30日までの期間に行なった“総合ライフスタイル調査CORE(コア)”の結果から定額制インターネット接続サービスに関する回答を分析した結果を発表した。
調査は、首都圏(東京駅を起点とする40km圏)に住む18~69歳の男女3000人を対象とし、ランダムサンプリング、自記入式で行なわれた。結果は、日頃自宅からインターネットを利用している546名のうち、定額制インターネット接続サービスに“非常に興味がある”と答えた人の割合は35.9%、“やや興味がある”と答えた人は33.3%、合計69.2%の人が“興味がある”と答えた。また「月々の通話料、接続料を合わせた料金が3000円、5000円、7000円、1万円のそれぞれの場合に、定額接続サービスをどの程度利用したいか」の質問には、“利用したい”と答えた人の割合は、3000円の場合は92.7%、5000円の場合は59.7%、7000円の場合は22.7%、1万円の場合は8%となった。このことから同社では、定額制インターネット接続サービスが広く普及するには、月額のコストが5000円程度まで下がることが一つの条件になるのではないかと考えられるとしている。
また、インターネット利用者の54.2%が、定額ネット接続が実現した場合、夕方から23時前までの時間帯の利用を増やしたいと答え、その際のネットの使い方として、75.3%の人が趣味や娯楽のホームページの閲覧を増やしたいと回答したとしている。