日本エクサバイト(株)は20日、最大150GBの容量を持つ8mmテープドライブ『Mammoth-2』を発表した。価格は4895ドル(約52万円)で、2000年1月に出荷予定。
米エクサバイト社長兼CEOのウィリアム・マリナー(William L.Marriner)氏 |
Mammoth-2は、同社が現在発売中のテープドライブ『Mammoth』の後継機種。Mammoth-2用のテープメディアとの組み合わせで、最大データ記憶容量(圧縮時)を40GBから160GBに、データ記録速度を毎秒3MBから毎秒12MBへと大幅に強化した。また、Mammoth-2用のテープメディアに“SmartClean”と呼ぶクリーニング機構を搭載し、テープドライブトラブルの大部分を占めるという、ヘッドの汚れに対して、メンテナンスフリーを実現した。SmartCleanによるヘッドクリーニングは、Mammoth-2ドライブ自身が、自動的に判断して行なうため、ユーザーは意識する必要がないという特徴を持つ。なお、下位互換性を持ち、Mammoth用テープメディアの読み書きも可能。
米エクサバイトのマリナー社長は、「Mammoth-2は(競合となる)、DLT8000などの製品に比べ、店頭価格でほぼ同じと予想され、容量で50パーセント、記録速度で倍の性能を持つ非常に競争力のある製品」であると述べた。また、2001年を目標に、最大データ容量300GB、データ記録速度毎秒18MBの『Mammoth-3』を開発中であることを明らかにした。
日本エクサバイト営業部長北村保雄氏 |
日本エクサバイトの北村部長によると、Mammoth-2の発売を機に、販売代理店などのパートナーを拡大し、営業の強化を図る計画であるという。なお、現行のMammoth製品を購入したユーザーに向け、Mammoth-2への無料アップグレードサービスを計画しているという。