ランドポート(株)は、CD-Rライティング機能やノイズリダクション機能を備えたMP3ソフトウェア『MP3
Studio Unreal2』を9月7日に発売する。MP3 Studio Unreal2は同社が今年4月に発売した『MP3
Studio Unreal イントロパック』の上位バージョン。対応OSは、Windows
95/98/NT4.0で、必要CPUはPentium-133MHz以上またはCyrixの6x86MX166MHz以上(PentiumII-266MHz以上推奨)。販売目標は3万本で、価格は9800円となっている。
同ソフトはエンコードエンジンに(株)インターナル(303tek)社の303tekを採用。米AMD社のK6-III/K6-2プロセッサー用命令セット“3DNow!”、米インテル社のPentiumIII
プロセッサー用命令セット“SSE”に最適化し、最高で8倍もの高速化を実現しているという。可変ビットレート(Variable
Bit Rate)にも対応し、32kbpsから320kbpsまでをサポート。さらに“Joint-Stereo”機能を搭載。ステレオチャンネル間の相関関係を利用し、圧縮効率を高めている。
CD-Rライティング機能では、(株)ビー・エイチ・エーの『B's Recorder
Gold』をライティングエンジンとして採用。ドラッグ&ドロップでMP3ファイルをWAVE形式に変換後、CD-Rドライブのメディアに書き込む。CDDBにも対応し、音楽CDをCD-ROMドライブに挿入すると、自動的に日本語対応の音楽CDデータベース『UnrealCDDB』にインターネット経由でアクセスし、アルバム名、アーティスト名、曲名を取得する。
ドラッグ&ドロップによる簡単なCD-Rライティングが可能 |
同製品はライン入力からのMP3変換もサポート。入力時のノイズを取り除くノイズゲート、音割れを防ぐリミッター、異なる複数の音源からの音量を一定にするノーマライザーを備える。アナログ音源の出力から無音部分を自動検出し、1曲につき1つのトラックとして録音する“オートファイルスプリット”機能も搭載。また、“タイマー予約機能”で、指定した時刻にテレビやラジオの音声入力をMP3へ自動変換することも可能。逆に、ライン出力からMDプレーヤーへのダビング機能もサポート。その場合、デコード時の音質や曲間の無音時間の調整が可能となっている。