NetIQ(株)は、Windows NT環境におけるアプリケーション管理を行なうシステムの新バージョン、『日本語版NetIQ
AppManager 3.0J』(以下AppManager)を発表した。
AppManagerは、Windows NT環境におけるシステムパフォーマンスの最適化を実行したり、問題の検出と修正の自動化を行なうことで、システムの可用性を向上させるという製品。Windows
NT ServerやBackOffice製品群、Lotus Domino/Notesサーバー、Oracleサーバーに対応したラインナップが用意されている。AppManagerを導入することによって、アプリケーションの管理と監視に関わるサポートコストを低減するという。
今回のバージョンではウェブベースのユーザーインターフェースが追加され、監視機能の開始・停止や、レポート機能の起動、イベントの終了などをウェブ上で操作可能となった。また、Microsoft
Terminal Serverをサポートし、マルチユーザーのWindows NT環境も管理できるという。そのほか、Windows
2000やMMC(Microsoft Management Console)、WEBM(Web-Based Enterprise Management)もサポートするという。
AppManagerの価格は、管理対象システムとアプリケーションの数をベースに算定される。管理対象システムのソフトウェアは14万6000円から、AppManagerマネージメントコンソールは60万8000円からとなっている。発売は9月を予定。
米NetIQ社のマーケティング担当副社長であるTom Kemp(トム・ケンプ)氏 |
米NetIQ社のマーケティング担当副社長であるTom Kemp(トム・ケンプ)氏は、「日本市場では、まず強力なパートナーとOEM提携を行ない、AppManagerを各社のブランドで販売する。AppManagerはさまざまな環境に対応し、既存のシステムと組み合わせることで、堅牢なシステムを構築することができる。今後は日本市場での展開を進め、アプリケーション管理分野でリーディングベンダーとなるよう目指したい」と述べた。