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NTT、再編成に伴う料金改定と新規サービスのプランを発表――ADSLを利用したアクセスラインサービスを年内に提供

1999年07月01日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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1日付で分割、再編された日本電信電話(株)は、同社が提供している電話料金の改正と、サービスの拡充を発表した。それによると、中距離電話料金の値下げのほか、

1)定額製のIP接続サービスの提供
2)定額料金型の割引き料金サービスの拡充
3)ADSL(*)を利用した定額料金サービスの提供

を予定している。

1)は、ISDN回線からインターネットに接続する際の定額料金制サービスを試験的に年内に導入するという。また、2)に関しては、一定時間まで定額料金で利用可能な“学校インターネット用割引サービス”などを試験的に提供するほか、一般ユーザーに対しても同様のサービスを提供する。3)については、ADSLを利用して上り200Kbps、下り500Kbps程度の非対称データ転送サービスを現行のOCNサービスの一環として年内をめどに提供する。

注)ADSL:Asymmetric Digital Subscriber Line。非対称デジタル加入者線と訳す。電話局から各家庭や事業所まで引かれている銅線の加入者電話回線(Subscriber Line)を利用して、数Mbps~10数Mbpsの高速データ通信を可能にする通信方式。'90年頃に米ベルコア研究所によって開発された。既設の2芯銅線を使って高速データ通信を行なえるため、個人やSOHOユーザーからインターネットへのアクセス用インフラとして期待されている。

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