マイクロソフト(株)は、データベースソフト『IBM DB2』とサーバーソフト『Microsoft
SQL Server』の間で、レプリケーション(相互間データ複製)を行なうソフト『Microsoft
Host Data Replicator Version 1.0』日本語版を発売する。'98年1月30日発売で、価格はオープンプライス。同社は推定小売価格として、44万5000円を提示している。
同ソフトは、既存のホストコンピューターとPCサーバーのそれぞれに置かれたデータベースを統合したいというニーズに応えるもの。メインフレームやAS/400システム上のデータベースソフトDB2と、LAN/WAN環境下のPCサーバー上のSQL
Serverとの間で、レプリケーションができる。これにより、両データベースの内容は同じ値に保たれることになる。統計情報の収集などレプリケーションに必要な機能を集中管理するツールのほか、システムのセットアップ、フィルター処理、スケジューリングなどの各種ツールを装備している。
『Microsoft SNA Server』と『Microsoft SQL Server』のアドオンソフトとして位置づけられ、SNA
Serverが提供するODBC/DRDAドライバーにアクセスし、メッセージをDRDA形式に変換後ホストに送信するという仕組みになっている。
なお、同ソフトはWindowsNT Server3.51、SNA Server3.0、SQL Server6.5以降に対応、ホスト側は特別なアプリケーションを必要としない。サポートするDB2シリーズは以下のとおり。
・DB2 for AIX/6000 V2.R1以降
・DB2 for MVS V2.R3、V3.R1、V4.R1以降
・DB2 for OS/2 V2.R1以降
・DB2 for OS/400 V2.R2、V2.R3、V3.R0.M5、V3.R1以降
・DB2 for VM、VSE V3.R1以降
・DB2 for WindowsNT V2.R1以降
(報道局 浅野広明)
http://www.microsoft.com/japan/