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TSUTAYAが、DVDソフトのレンタルを新宿、三軒茶屋で開始

1997年12月15日 00時00分更新

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 レンタルビデオ店TSUTAYAを運営する、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)は、19日にTSUTAYAの新宿店と三軒茶屋店の2店舗で、DVDソフトのレンタルを試験的に開始する、と発表した。

 同社では、DVDソフトをVHSのビデオソフトに変わるものとして位置づけており、'98年早々にも関西を含めた10店舗で試験運用を継続し、'98年春にも全国展開を行なう予定、という。ソフト1本のレンタル価格は、ビデオ並みとなる予定だが、現時点では未定。

 同社は、すでに(株)ワーナーミュージック・ジャパンなどから、レンタルに関する許諾を得ており、また、複数のDVDソフトメーカーと交渉中という。また、TSUTAYAでは、DVDソフトのレンタルだけでなく、小型DVDプレーヤーのレンタルも合わせて開始する。

 同社の増田宗昭会長は、DVDソフトレンタルに関し、次のように発言した。

 「かつてLPレコードのレンタルが、音楽CDのレンタルに完全に切り替わるまでにわずか1年しかかからなかった。そして、LPよりもCDは小型であるために、客がたくさん持ち運べるようになったことと、1店舗内にたくさん陳列できるようになったことのふたつ要因で、売上は4倍になった。DVDに関しても、これくらいのペースで拡大してほしい、と思っている。最初の1ヵ月で、新宿店でのDVDレンタルの売上が100万円いけば、そこそこ見込みがあると判断していいだろう」。

 また、DVD事業の提携関係を深めるために、同社の子会社であるカルチュア・パブリッシャーズ(株)に、松下電器産業(株)と東芝(株)が、それぞれ2億9625万円ずつ出資し、出資比率が19.9パーセントになったことも発表した。

 『ベルリン・天使の歌』などカルチュア・パブリッシャーズ(株)が版権を取得し、すでにビデオ化している映画をDVD化する際には、松下電器、東芝の両社が、技術的な協力を行なう一方で、両社が発売する映画のDVDソフトは、TSUTAYAでのレンタル対象ソフトにしていくという。(報道局 佐藤和彦)

http://www.tsutaya.co.jp/

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