米DELL Computer Corporationが発表した'97年度第3四半期(8月3日~11月2日)の決算は、15四半期連続して売上高の最高実績を更新するという同社の好調ぶりを示すものとなった。
第3四半期の同社の業績は、売上高が前年同期比58パーセント増の約32億ドル(約4000億円)、純利益が同71パーセント増の2億4800ドル(約315億円)、1株当たり利益が同77パーセント増の0.69ドル(約88円)に達した。また、米国の調査会社Dataquest社の調査によると、米国内の出荷台数のシェアは、IBMやPackard
Bell NECを抜いて初めて2位に浮上した、という。
同社の業績が好調な要因として、インターネットによる通信販売が拡大してることや、サーバー、ワークステーションなどの新製品が好調な伸びを示していることなどが挙げられる。
同社の会長兼最高経営責任者であるMichel Dell氏は、「コンピューター業界全般に、製品価格が下落している中で、当社の製品1台当たりの単価は、依然として安定している。これは、当社の顧客が高性能・高機能製品を求めている事実を反映しており、また、当社の企業向けのビジネスの堅実な成長を裏付けるものである」というコメントを発表している。(報道局 佐藤和彦)
http://www.dell.com/