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ローソン全7600店に、1万5000台のLinuxマシンが登場

2000年10月30日 14時32分更新

文● 吉川

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 日本アイ・ビー・エム(株)(以下IBM)は、コンビニエンスストア「ローソン」店頭に設置された無人端末「Loppi(ロッピー)」のバックエンドサーバとして、Linuxを採用した。

 Loppiは、全国のローソン7600店舗に設置された無人端末で、チケットやギフト商品販売などを行なっている。IBMは、LoppiのほかにもコンビニエンスストアのMMS(Malti Media Station)を手がけており、従来のLoppiもIBM製だ。

 今回IBMでは、このLoppiのバックエンドを司るPCサーバ「eserver xSeries」を、Linuxで運用する。このバックエンドサーバは、ローソン各店舗にメインとバックアップ用途で2台づつ配置されるので、7600店舗×2台=1万5000台のLinuxサーバが全国のローソンに配置されるというわけだ。

 バックエンドを強化したLoppiでは、

  • デジタルカメラデータのDPEプリントサービス
  • 音楽、ゲーム配信などコンテンツ配信機能の強化
  • インターネットや衛星経由のタイムリーな情報提供

などを行なっていく。

 IBMによると、Loppiはあくまでもクライアント端末として使い、バックエンドのxSeriesにインテリジェントな面を担当させることによって、機能強化を容易に行なっていくことが可能だという。

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