Linuxカーネル2.2系列を保守するAlan Cox氏は9月4日、安定版の最新となるLinux 2.2.17をリリースした。これは、Alan Cox氏が安定版のテスト用カーネルとしてリリースしていたLinux 2.2.17pre20と同一のものだ。
2.2.17では、新たにCyclades-PC300コミュニケーションボード、Crystal SoundFusion (CS461xチップ)などのドライバが追加され、多少のバグが修正された。また、NTFSの書き込み機能の位置づけが「DANGEROUS」(危険)から「experimental」(実験的)に変更されている。
Linuxカーネルは、実運用のための「安定版」と、積極的に新機能の追加が行なわれる「開発版」の2つの分けて開発されている。この2つはバージョンナンバで見分けることが可能で、2.x.yというバージョンならば“x”が偶数のものが安定版、奇数のものが開発版である。
Linuxカーネルは、www.kernel.orgおよび世界各地のミラーサイト(日本のミラーサイト)からダウンロードできる。