(株)ジャストシステムは7月26日、Javaによるプレゼンツール「Muffin」Technology Preview版の提供を開始した。Muffinは、「一太郎Ark for Java」に続くJavaで記述されたアプリケーションで、開発中であることが6月29日にアナウンスされていた。
Muffinはアウトラインプロセッサベースのプレゼンツール。画面は2ペイン構成で、左側に表示されるアウトライン編集画面で文章を編集、それにスタイル情報を付加したものが右側のスライド編集画面に表示されるという構成だ。
プレゼンテーションはウィザードから作成することができる。テンプレートにそってウィザードからタイトルなどを入力すると、ある程度のひな型が作成される |
Muffinに付属するサンプルを開いたところ。左ペインの編集結果がリアルタイムに右側に表示される。画面上部のツールバーからは、フォントの選択や画像挿入、アウトラインの編集などの機能に直接アクセスすることができる。 |
Muffinが出力するファイルの形式はXHTMLとCSS2、JavaScriptなので、Webブラウザで開いてプレゼンを行なうことが可能だ。今回はTechnology Preview版のせいか、Internet Explorer 5.0ではタイトルのフォントが大きくなりすぎて正常に表示できなかったが、これらの問題が解決されれば、標準的なフォーマットでファイルを保存できて、プレゼン資料をそのままWebで公開可能というのは大きな利点だろう。
Netscape Navigator 4.7で、ローカルに保存したプレゼンテーションを表示したところ。Muffinにおける表示結果とは多少異なる。 |
ジャストシステムでは、今回のTechnology Preview版を使用したユーザーに対して意見・要望をWebで求めている。
なお、ジャストシステムはMuffinのほかに、「Choco」という表計算ソフトウェアをJavaで開発中だ。