米Red Hatは、同社のディストリビューションの最新リリース「Red Hat Linux 6.1」を発表した。カーネルは2.2.12。
今回は、インストール及びシステム管理面の機能を向上させた。グラフィカルインストールが可能になり、GNOME、KDE、サーバソフトウェアの設定が可能になった。また、「Red Hat Update Agent」を使い、ソフトウェアの更新を、同社のftpサイトから自動で行なえるようになった。
さらに、
- ソフトウェアRAID機能を搭載
- SunMicrosystemsのStar Office 5.1を同梱
- LDAPを実装
- IntelのWired for Management(WfM) 2.0によるリモート管理サポート
などがあげられている。Star Office 5.1の同梱は、世界初だという。また、WfMとは、Intelの、ハードウェアのマネージャビリティ向上のための構想。Red Hat Linux 6.1では、このWfM2.0対応のPXE(Preboot Environment)ブート、Pentium III向けの最適化などが行なわれているという。
パッケージは、Standard、Deluxe、Professionalの3種類から成る。
- Standard
- 29.95ドル。OS関連のCD-ROM2枚と、Star Office 5.1aのCD1枚で構成されている。90日間のメールサポートと、30日間のオンライン優先アクセス権が含まれる
- Deluxe
- 79.95ドル。OS関連のCD-ROM2枚と、Star Office 5.1aのCD-ROM1枚、ワークステーションアプリケーションのCD-ROM2枚で構成され、30日間ので電話サポート、90日間のメールサポート、180日間のオンライン優先アクセス権が含まれる
- Professional
- 149.95ドル。OS関連のCD-ROM2枚と、ワークステーションアプリケーションのCD-ROM2枚、サーバアプリケーションのCD-ROM3枚で構成され、30日間の電話サポート、90日間のメールサポート、180日間のオンライン優先アクセス権、30日間のApacheコンフィグレーションサポートが含まれる
Red Hat Linux6.1は、現在同社Webページからダウンロード可能。