エクス・ツールス(株)は、3次元CGソフト「Shade」のLinux版を販売すると発表した。正式版に先だってリリースされるプレビュー版「Shade for Linux Preview Kit」の販売は10月29日から開始される。価格は9800円。
10月1日から同社のWebサイトにおいて「Shade for Linux Preview Kit」の先行予約の受付が開始されており、「Shade」の正規登録ユーザーは、「簡易パッケージ版Shade for Linux Preview Kit」をユーザー優待価格として4900円で購入することができる。なお、マニュアルはPDFファイルとして提供される。
「Shade for Linux」の開発中の画面。 |
「Shade for Linux」は 、国内で最大のユーザー数を誇る3DCGソフトウエア「Shade」のLinux版。X Window System上で軽快に操作できる。今回のリリースは英語版だが、ユーザーインターフェイスおよび形状データはWindows/Macintosh版「Shade」との互換性がほぼ保たれており、同OSからLinux版への移行も容易に行なうことができる、としている。
「Shade for Linux」の仕様については、現在最終的な調整が行なわれているが、プラグインおよびスクリプトをサポートするなど、従来の「Shade」ラインナップのミドルレンジモデルに準じたものになる模様。プラグインは従来通り、C/C++での開発が可能で、ソースコードの流用も容易である。また、スクリプトは新たにTclをサポートすることになる。
動作環境はLinux カーネル2.2のRed Hat Linux 6.0。KDE 1.1が必要となる。