ゲームソフト会社の米Loki Entertainment Softwareは、米Terra Soft Solutionsと共同で、Linuxに対応したPowerPC用ゲームソフトウェアを開発すると発表した。
Lokiはこれまで、Windows/MacOS用のゲームをLinuxに移殖してきた。今回の提携で、PowerPCアーキテクチャ上で使用できるLinuxでもこれらのゲームが使用可能になるという。提携先のTerra Softは、Power MacintoshやiMacなど、PowerPCアーキテクチャ上のLinuxディストリビューション「Yellow Dog Linux」を開発している会社で、実際のポーティング作業はTerra Softが行なう。
すでにIntel版Linuxに対応した「Civilization」(価格は49.95ドル)の販売は開始されている。PowerPC版は、まず「Civilization」に対応するという |
PowerPC版は、対応したバイナリデータを同社ホームページから無償でダウンロードすることで使用できる。配布時期は未定。なお、配布開始以降に販売される商品には、PowerPC版バイナリデータが含まれるという。
Lokiでは、すでに「Civilization: Call to Power」を販売している。今月中には「Myth II: Soulblighter」、8月中には「Railroad Tycoon II Gold Edition」「Eric's Ultimate Solitaire」、またこのほかにも、今年中に計4タイトル(製品名は未定)をLinux対応としてリリースする予定である。今回の提携で、将来的にこれらすべてのゲームはPowerPCにも対応することになるという。対応時期は未定。