(株)ジャストシステムは、Linux対応ソフトウェアの第1弾として『ATOK for Linux(仮称)』を7月に発売すると発表した。また、Java2で採用された日本語入力プロトコル“IIIMP”をサポートしたクライアントサーバー型日本語入力システム『ATOK Server for Linux(仮称)』も、すでに開発意向表明をしている同NT版よりも優先的に開発を進め、9月に製品としてリリースする方針を明らかにした。
『ATOK for Linux(仮称)』は、Linuxのネイティブアプリケーションとして開発されるもので、Windows版やMacintosh版に提供されている最新バージョンとなる『ATOK12』相当の機能が実装されるという。
同社では、Linuxを重要な開発ターゲットとして位置付けているといい、今後、同社のサーバ製品は順次Linuxに対応させていくとしている。またLinuxのデスクトップ環境に対しては、ATOKをネイティブで対応させるほかは、当面はすでに発表している『一太郎ARK』のようなJava2ベースのアプリケーションで対応するとしている。