このページの本文へ

最新パーツ性能チェック 第66回

DDR2/3両対応のMSI製マザー「P45-8D Memory Lover」の実力とは?

2008年09月26日 21時44分更新

文● Jo_Kubota

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

気になる装備や機能をチェック!

 マザーボード写真を見てもらうと一目瞭然なのだが、P45-8D Memory Loverの拡張スロットはPCI Express x16/x1が各1スロット、PCI×3スロットの合計5スロットは、中堅どころのマザーボードとしてはやや少ない。しかしこれはメモリスロット8本により代償と考えれば納得のいく構成であり、CrossFireXを考えなければ拡張性は十分だ。
 その分オンボード機能は充実しており、SerialATAはオンボードで8スロット、IEEE1394、7.1chサウンド(ALC888)、ギガビットLANなど一通り備えている。
 付属品は内部のSATAからeSATAに変換するブラケットやUSBブラケット、SATAケーブル4本と十分。

SerialATA

SerialATAはICH10Rによる6ポート(青ソケット)、SATA/IDEコントローラによる2ポートの合計8ポートとなっている。ICH10RなのでRAID 5にも対応する。SATAポートの横には電源スイッチおよびリセットスイッチが装備され、バラック状態でテストする時に便利だ

コンデンサ

主要なコンデンサはすべて固体コンデンサで高品質かつ長寿命を実現している。

 もちろんP45-8Dはオーバークロック機能も充実している。BIOSによるオーバークロックはもちろんだが、マザーボード上には「Easy OC Switch」が装備されFSBクロックを200~266MHz、200~333MHz、266~333MHz、200~400MHzと切り替えることが可能となっている。このほかCPUやメモリの電圧変更など、MSIユーザーならお馴染みのオーバークロック機能を一通り備え、本格的なオーバークロックが可能だ(電圧は付属ソフトで調整、BIOSからは変更不可)。

OC用のディップスイッチ

ノースブリッジの横にOC用のディップスイッチが用意されている

CMOSクリアスイッチ

I/Oパネルには最近では省略されがちなパラレルポートとCOMポートが装備されている。シリアルポートの横にあるスイッチはCMOSクリアスイッチ

メモリパフォーマンステスト

 2種類のメモリが使えるP45-8D Memory Loverだが、果たしてメモリによる違いはどのくらいあるのだろうか。DDR2-800とDDR3-1333のメモリをそれぞれ用意しテストを行なってみた。テスト環境は次の通り。

テスト環境
CPU インテル「Core 2 Extreme QX9650」(3GHz)
マザーボード MSI「P45-8D Memory Lover」
(チップセット Intel P45 Express、BIOS ver1.1)
メモリー DDR2 800 SDRAM 1GB×2
DDR3 1333 SDRAM 1GB×2
ビデオカード ATI Radeon HD 4850
HDD HGST「HDP725050GLA360」(500GB SerialATA)
電源ユニット サイズ「GOURIKI-550」
OS Windows Vista Ultimate SP1
チップセットドライバ Intel INF 9.0.0.1011
グラフィックドライバ ATI Catalyst 8.9

DDR3メモリにはSanMaxの「SMD-2G88NP-13H-D」(1GB×2)を使用。最大1333MHzで動作する。価格はパソコンショップ アークで1万3990円

検証機材(メモリ)協力
パソコンショップ アーク
所在地 〒101-0021 東京都千代田区外神田 3-16-18 通運会館 1F
営業時間 平日: 11:00~19:00 土曜日、日曜日、祝祭日: 10:30~19:00
定休日 年末年始:12/31~1/3までの4日間 棚卸し:毎月第2もしくは第3火、水曜日のいずれか1日
URL:http://www.ark-pc.jp/

アーク

SanMaxブランドのメモリなど、常時400種類のメモリを販売。PCゲーム&デバイスも幅広く取り扱う

(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中