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テレビでLISMOの動画が楽しめる!「au BOX」

2008年09月25日 21時11分更新

文● 小浜雅胤/トレンド編集部

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アッキーナこと南明奈さん

「au BOXはカンタンで使いやすそう」パジャマ姿で会場に登場したアッキーナこと南明奈さん

 KDDIが6月に開始した動画配信サービス「LISMO Video」は、“ケータイで映画がまるごと一本観られる”という画期的なもの。1本あたりの価格は0~525円で、レンタルビデオのように一定期間だけ視聴できる。しかし、これを利用するのは少々ハードルが高かった。

 LISMOの音楽配信のように、ケータイ1台で利用することができなかったからだ。まず、インターネットに接続したパソコンで動画ファイルをダウンロードし、それをケータイに転送するというステップが必要だった(関連記事)。

「LISMO Video」の利用イメージ

「LISMO Video」の利用イメージ

 しかし、自分専用のパソコンを持っている人は、実はそれほど多くはない。auユーザーの半数以上、特に高校生に限っては約80%が自分専用のパソコンを持たないという。



パソコンなしでLISMO Videoが楽しめる


 そんな問題を解決するのが、本日発表になったセットトップボックス「au BOX」だ。

au BOX

「au BOX」。CD/DVDドライブを搭載し、単体のプレーヤーとして利用できるほか、CDのリッピングにも対応。リッピングした曲はauケータイやウォークマンに転送可能だ

 一見するとDVDプレーヤーのようなルックスだが、au BOXは本体に1GBのフラッシュメモリーを内蔵。テレビと接続して、パソコンの代わりにLISMOコンテンツの母艦として使用できる。

au BOX

au BOX利用イメージ

インターフェース

インターフェースは有線LAN(10/100 BASE-T)×1、USB 2.0×2など。テレビとの接続は、RCAピンジャックまたは、S端子を利用する。本体サイズは幅266×奥行き221×高さ80mm、重量約1.6kg

 使用イメージは、インターネット経由でLISMOの動画や音楽をau BOXにダウンロードし、それをケータイに転送したり、テレビで楽しんだりするというもの。

 インターネット回線は必要だが、自室にパソコンがなくてもテレビさえあれば、LISMOコンテンツ(特に動画)をフルに楽しむことができる。



月額たったの315円!


 au BOXの最大のウリは価格の安さ。レンタルで提供され、月額料金315円で利用できる。高校生のような若いユーザーでも利用がしやすいようにと、ケータイコンテンツ1本ぶんの料金に抑えたという。

 ただし、ヘビーユーザーには少々もの足りない面もある。本体メモリーの容量が1GBと少く、外部メモリーには非対応な点だ。

 音楽用に使える本体メモリーの容量は200MB。これはATRAC3Plus(64Kbps)形式で、約110曲しか保存できない。動画用に使えるのは500MBで、これは映画3~4本相当だ。LISMO Videoは見たら消すので、動画に関してはこれでもじゅうぶんと言えるかもしれないが……。

 もうひとつ残念なのが、無線LANに対応しない点。自分のパソコンを持ってないユーザーの多くは、自室に有線LANを引き込んではいないだろう。au BOXの利用には、自室にLANケーブルを配線する必要があるのを注意したい。

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