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PIE煮沸法、逆浸透膜、屋上緑化、家庭用燃料電池、CO2ゼロ旅行etc.

本当は儲かるエコビジネス

2008年09月24日 12時00分更新

文● ビジネスアスキー編集部

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100GWに迫る世界の風力発電

●三菱重工/風力発電用風車
2008年6月時点で累計 2211MW

 再生可能エネルギーというと、日本では太陽光発電がよく言及されるが、全世界での発電量は風力発電がはるかに多い。GWEC(世界風力会議)によれば2007年度だけで実に20GWもの施設が設置されている。

 風力発電用の風車は欧米企業が先行してきたが、三菱重工は台風や落雷など、日本の厳しい環境にも耐える高い信頼性を武器に、順調に納入実績を拡大している。今年は2.4MWタイプの導入効果もあり、昨年実績の2.5倍、1000MWに達する見込みだ。

三洋電機復活を支えた
Think Gaia製品第1号

●三洋電機/ニッケル水素充電池
累計出荷数 5000万本

 電池を使い捨てるのは省資源の観点から望ましくないのはわかっていても、充電池は高い、劣化する、すぐ放電するなどの理由でもうひとつ普及しなかった。そんな中、三洋電機のエネループは、2005年11月に発売開始して以来順調に出荷数を伸ばし、今年4月には5000万本を記録する大ヒット商品となった。使っているうちに容量が減ってしまう「メモリ効果」が少ないことや、充電状態で販売されていてすぐ使えること、放置してもなかなか放電しないことなどが評価された。

建築廃材を極限までリサイクル

●タケエイ/建設廃材の高度リサイクル
経常利益 13億円

建設廃材の高度リサイクル

 ビルや家の建て替えなどで生じる建設廃材。建築リサイクル法が2002年に施行されたが、いまだに不法投棄がなされるなど、リサイクルの事業化はなかなか難しいようだ。

 そんな中大きな成功を収めているのがタケエイだ。住宅街にも入れる小型車両など、豊富な車種・回収容器を保有し、作業所に最適な分別・回収法の提案も行う。さらに、選別時には人手に加え、最新鋭の機械選別システムを導入することで、木くずチップ、再生砕石などへのリサイクル率を高めている。


本記事は月刊ビジネスアスキー 2008年11月号 特集3から抜粋・再編集したものです。

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