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金・銀印刷対応のフォトプリンター「SELPHY ES3/ES30」

2008年08月26日 15時42分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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SELPHY ES3とES30

SELPHY ES3(左)とES30(右)

 着実に拡大しているフォトプリンターの市場。キヤノンの「SELPHY」は、スタイリッシュかつ個性的なデザインで、早くから同市場を牽引してきた製品だ。



インターフェースはシンプルに、活用は楽しく


 26日に発表された新機種「SELPHY ES3」と「SELPHY ES30」は、縦型の筐体の上部にハンドルを備え、電源も内蔵するなど、携帯性にも配慮したモデル。本体正面の上部に備えた液晶ディスプレーとその周りのインターフェースを整理し、より使いやすくまとまったモデルになっている。

 特徴としては、電源、お楽しみ印刷ボタン、十字ボタンと一体化した「イージースクロールホイール」などを液晶パネル周辺に集約。パネルもそれぞれ3.5インチと3インチ(23万ドット)に大型化し、高視野角タイプとした。カードスロットは20種類のメディアに対応するが、SDメモリーカードやコンパクトフラッシュに加え、microSDカードもアダプターなしで装着できる。このほか、USBや赤外線、Bluetooth経由での印刷にも対応する(IrSimple対応はES3のみ、Bluetoothはオプション)。

 上位のES3では、気に入った画像を内蔵メモリーに保存しておき、いつでもプリントできる機能(999枚まで登録可能)や一度印刷した画像を印刷設定とともに記憶しておき、同じ状態で焼き増しできる機能(99枚まで)なども装備している。



金色と銀色の特色印刷に対応


 ソフトウェア面では、パソコンから本体にスタンプを最大20個(入れ替え可能)を転送したり、顔認識技術を応用した露出補正、色かぶり補正機能を搭載した点が新しい。また、オプションで金色(E-P20G)、銀色(E-P20S)の特色印刷に対応したカートリッジも用意。スタンプやフレームなどをゴージャスな雰囲気で印刷できる。

インクカートリッジ

金と銀の特色印刷に対応した用紙とカートリッジ

 休日を任意に設定できるなどカレンダーのカスタマイズ機能も強化した。印刷レイアウトに関しても12種類+6色に増え、曜日名も24ヵ国語に対応する。白くソフトに、トイカメラ風に、ノスタルジックになど、プリント効果も3種類追加された。

 本体サイズは幅225×奥行き226.3×高さ138mm。重量は約2.075kg(本体のみ)。昇華熱転写方式で、解像度は300×600dpi。

 上位のES3とES30の違いは、液晶パネルサイズと、お気に入り画像、焼き増し印刷、赤外線通信の各機能の有無。価格はオープンプライスで、店頭での販売価格はES3が2万3000円前後、ES30が1万8000円前後になる見込み。発売は9月中旬。

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