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Apple Product Review:史上最も大きな変化を遂げたLeopardサーバー

APR: Mac OS X Server 10.5

2008年06月07日 15時00分更新

文● 白屋 麻、編集部

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4. Service


Macとの連携も可能な充実のサービス内容

 Mac OS X Serverは多くのサービスを用意している。メールやウェブといったインターネットの基本となるサービス、ファイルやプリンター共有といったイントラネット向けのサービス。そのほか、ユーザーやマシンを一元管理する「OpenDirectory」や「NetBoot」といった機能もある。ファイアーウォールは、Mac OS Xよりもさらに細かい設定が可能だ。さらにVPNサーバー機能も用意されている。

主なサービスの内容

ウェブホスティング Apacheを使ったウェブサーバーを中心に、PHPやtomcat、WebObjectなどのアプリケーションサーバー機能を搭載
メールサービス 迷惑メールフィルターのSpamassasignやClamAVによるウイルススキャンとも連動している。Mailmanを使ったメーリングリストサービスも提供
ファイル共有 AFP、SMB、NFSといったファイル共有機能を提供
iChatサーバー Jabberを使ったインスタントメッセージサーバーを提供。iChatなどのクライアントからの接続に対応する。SSLを使った暗号化チャットもサポート
NetBootとNetInstall NetBootはディスクレスのMacをネットワークから起動する。NetInstallはネットワーク越しにOSやソフトのインストール/アップデートを行う
iCalサーバー CalDAVを用いた共有スケジュールサービス。OpenDirectoryで管理されたユーザーやグループに対してカレンダーを提供、スケジュール管理も共有可能だ
Wikiサーバー WYSIWYGページ編集、画像や動画サポート、グループ用スケジュールの表示、RSSによる更新情報の取得など情報共有の手段として利用可能
Spotlightサーバー サーバーに保存されたファイルに対するSpotlight検索に対応
Podcast Producer Podcastを提供するサーバー機能。QuickTimeを使った動画、音声のエンコーディング機能やiTunesとの連携、ブログでの支援機能を搭載
SoftwareUpdateサーバー ソフトウェア・アップデートを蓄積し、クライアントのMacに配信、アップデートを制御する機能
Time Machineサーバー Mac OS X Serverの共有フォルダーには、Time Machineによるバックアップが可能。バックアップデータの集約によって効率的なバックアップ管理を実現
VPN PPPoE、IPsecによるVPNサービスを提供。リモートからMac OS X Serverの各サービス、オフィス内部のサービスに対して安全にアクセスできる
ファイアーウォール ipfwを使ったファイアーウォール機能。Mac OS X Server自身の防御やネットワークカードを2枚装着してMac OS Xをファイアーウォールとしても利用できる
ディレクトリーサービス ユーザーアカウントやクライアントマシンを管理するOpenDirectoryを搭載。LDAPによるアクセスをサポート
★印は、Leopard Serverで搭載された新機能
Leopard Server

新機能の「Wiki」はひとつの素材に多くのメンバーが共同作業するといった場合に使える。わかりやすいツールバーを搭載しており、編集しやすい環境が用意されている。テーマをクリックすると20種類以上のバナーイメージから選択が可能

 こうしたサービスは、OS Xと深く結びついた構成となっている。iCalサーバーはiCalと連携して、グループでのスケジュール共有が可能だ。自分のスケジュールだけではなく、第三者の公開スケジュールを確認したり、予定を登録することができる。「CalDAV」という標準仕様に準拠していれば、ほかのスケジュールソフトとも連携可能だ。

Leopard Server

「iCalサービス」を使うとグループ内でスケジュール管理が行える。共有のカレンダーで登録者のスケジュールを把握して、会議の日程を決めることなどが可能。また要請を受けたメンバーもiCal上に返事ができる

 iChatサーバーは、Jabberに対応した各種クライアントから接続して、インスタントメッセージング(IM)サービスを提供できる。SSLを使った暗号化もサポートしている。イントラネット上にiChatサーバーを用意し、インターネット越しの相手とSSLで暗号化を施し、盗聴の心配も解消する。


(次ページに続く)

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