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Facebookのアプリを試してみた!(悪戯可能か?) (2/2)

2008年05月27日 04時08分更新

文●吉川大郎/アスキーネタ帳編集部

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Facebookの真髄「アプリ」を見た!

アプリケーション選択画面。カテゴリの名称は日本語になっている

 ボタンを押してみたら、出るわ出るわ、全部で2万5976ものアプリケーションが登録されている。コレが、アプリ王国といわれた(言われていないけど)Facebookの真髄ってヤツか! とはいえ、解説が英語じゃないか。正直困ったが、こればっかりは仕方がない。どれがもっとも強烈な出会い系アプリなのだかは、わからない。ちょっと目的を変更して、英語でも楽しめるアプリでも探ってみますか。

 まずは、最近流行のFX関連でも探してみよう。「金融」ジャンルをを選択すると、416ものアプリが登録されている。「利用率が高い順」で表示すると、一意はおそらく中国人が作ったと思われるアプリ。説明文には「一起收買朋友、好友、親密朋友、豬朋狗友」と表示されている。「おーい!excite翻訳さんやーい!」というわけで訳してもらうと「いっしょに 友達、親しい友人、 密な友達、 友達の犬の友達を収めるようにしましょう」。そんな金融知らん! 逆に当初の目的どおりのアプリじゃないか。コレじゃダメだよ。

 次に「アクティブユーザーの多い順」でソートをかけてみた。金融カテゴリ中一番使われているのは「Dope Wars」というアプリ。いきなり物騒な銃のアイコンだ! 説明文を読むと「銃を買え、友達と戦え、カルテルのボスになれ」とか。なあ、これ、ホントに「金融」カテゴリなのか? 銀行強盗ってことで金融なのか!?

意外とカテゴリ分けはいい加減なのだろうか。今後改善されるのだろうが、今のところは欲しいアプリがあれば検索したほうがいいかもしれない

 いい加減腹が立ってきたので「アプリケーションを検索」を使った。これなら目的にたどり着くだろう。しかし、“FX”と入れて検索するも、検索結果で表示された4つのアプリはいずれもFX関連ではない。ンじゃあ、略さないで“Foreign Exchange”で行ってみましょう。おっと!ようやく1件引っかかった。「Currency Converter」というものだ。うーん、確かに為替には関係しているのだが、単なる代表通貨の両替価格表だよなあ。一応インストール? してみるか。この作業に慣れておかないと、冒頭の秘密計画も実行できないしな。リスト中のアプリケーションの名前解説ページをクリックすると解説ページに行くので、そこから「アプリケーションを追加する」をクリックする。

アプリケーションの追加は、右上に目立つボタンが設置されているから迷わないだろう

 なんだか、だらだらと「以下の事項を許可します」と出てきたが、特に問題ないのでそのまま進む。「開発者による説明」には、「旅行のときにどうぞ」的一文が。それはどうも。プライベートで海外旅行なんて行ったことないけどね。とりあえずアプリを追加ボタンを押した。

プライバシーに関する設問が多い。デフォルトでチェックが入っている

 で、次に飛んだページがオドロキ! てっきり自分のホームに帰ると思いきや「Invite your friends to Currency Converter!」なるススメが! これが例の“友達のページに勝手にアプリをブチ込む”機能か! ウッシッシ(懐かしい表現でしょう?)まずは試しにCurrency Converterをさっき招待したら入ってきた編集部員Aのページにぶち込んでやろうじゃないの。

最大12人まで友達を招待できるのだそうだ。この過程は当然スキップも可能

 ところが、なんと! 私の期待は外れてしまった。実際は「Currency Converterに招待」するだけであって、冒頭のように、「許可なく勝手に“ブチ込まれる”」わけではないのである。アプリを追加するかどうかのイニシアチブは、送られたほうにあったのだ。当たり前だけれども。上司が言っていた「勝手にブチ込む」というのは単なる勘違いなのだろうか。幸せな家庭に波乱を巻き起こすという当初の野望は達せられないようだ。まあ、いい。

これから送ろうとするメッセージが、相手にどのように見えるか分かるのは親切だ

 以上のような操作を経てアプリを追加すると、左ペインに「Currency Converter」のメニューが追加された。ここでプチ感動! なるほどネ、単なるメニューだと思っていたフォトアルバムや動画といった機能も、「アプリケーション」というワケなのですね。こうやって、どんどん自分用のアプリを追加していって、自分好みのWebアプリケーション総合ページを作り上げると。へぇえ! 意外と面白いかも。なるほどねー! 

おそらく、Facebookとしてはもっとも当たり前のことに、私はもっとも感動しているのであろうが、正直「Facebookって何が面白いの?」と思っていた矢先だっただけに、多少なりとも心を動かされた

 でもこれ、確かに日本人向けのアプリが出てこないと、イマイチ楽しみが得られないかもしれないですね。“アプリケーションのプラットフォーム提供”という意味合いでのFacebook発展は、ホントにこれからというところでしょう。まあそうなる前に、今のうちからFacebookで楽しんでみるのもいいかもしれない。mixiやgreeとはまた違った、「みんなでアプリで楽しもう」的な面白さが、得られそうな予感はしてきたのであった。

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