新コミスタで、速めな男に生まれ変わりたい
4コママンガ家、加山巣又造ことサトケンです。『週刊アスキーblog』
(http://blogmag.ascii.jp/weeklyascii/)では、江口寿史大先生ばりの"1年間休載"を敢行中です。マンガって、描くのも大変だけど、休むのも大変ですね。もう休むのに疲れました。
そしてそして……オモシロ&お役立ちグッズ満載の物販サイト『アスキー365』(http://www.ascii365.com/)のメールマガジン掲載用の4コママンガの依頼が来た! ただし半年以上前に! 描きます! ぜったい描きます! ごめんなさい! というわけで、写真は担当アダチから叱責されている図であります。
“アスキー365の足立から叱責 |
そんなわたしにとって、もはやそれなしには食うに事欠く必携ツールとなっているセルシスのマンガ制作ソフト『COMIC STUDIO 』(コミスタ)。コミスタがどんなソフトかご存じない方もいらっしゃるとは思うので、チョー簡単に説明させていただくと、枠線描きからトーン貼り、フキダシ描画やらセリフの編集など、マンガを描くためのすべての機能を搭載した決定版ソフトです。このコミスタがこのたびバージョンアップ! パチパチパチ……。これさえあれば速攻で仕上げて原稿料も倍増だっ! というわけで、さっそく使ってみました。
開いてみていきなりですが……既存ファイルの読み込み速っ! これは前バージョンで少々悩ましいところだっただけに、サンキューという感じです。
4コママンガ家として完全に邪道なのですが、わたしはトーン貼りが大好き。今バージョンでは、アナログマンガで定番トーンとして親しまれている赤ブーブー通信社オリジナルトーン、MAXON、SAMデザイントーンなどを収録し、トーンの選択肢がググッと広がりました。
トーンを貼る際に、「ここにこのトーンね」という感じで範囲選択をするわけですが、この範囲選択がパワーアップされているのには驚きました。選択したすぐそばで、"選択範囲外をクリア"みたいなコマンドがクリックひとつで選べちゃう。いまどき、たとえグラフィックソフトとはいえ"範囲選択"という、地味っていやぁ地味な機能を、律儀に使いやすくしてくれるところが、このソフトのスゴさであり、ユーザーたちの要求のマニアックさなんですよね。遅筆のわたしも、かなりスピードアップしそうです。 ざっとコミスタ最新版の使い勝手をチェックし、ウォーミングアップは終了。これから地獄のネーム(下書き)に入ります……。
新たにトーンのプレビュー、トーン名や種類、線数での検索に対応して超探しやすくなった! | メイン画面の上にピクセル等倍表示など表示系コマンドが並んでいるのはイイ! |
COMIC STUDIO EX 4.0 |
COMIC STUDIO EX 4.0 | |
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価格 | 4万8300円 |
対応OS | Windows XP / Vista(32bit版) |
CPU | Pentium 800MHz以上 |
必要なメモリ量 | 512MB |
必要なHDD容量 | 2.1GB |