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音楽制作ソフト

レビュー:SEQUEL

2007年08月07日 22時13分更新

文● 祐天寺浩美

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豊富なループ素材と実用的なライブ機能


 SEQUELのループ素材は、GarageBandの「Apple Loops」同様、オーディオとMIDIの両方があるが、数だけで言えばGarageBandの約4倍にあたる。ジャンルもかなり幅広く用意されており、このループ素材がSEQUELの大きな武器といえるだろう。GarageBandのApple Loopsもインポートできるうえ、テンポやキーの変化にも対応しているので、使い勝手もいい。

 またメディアベイアイコンの下にある「アレンジャページ」のアイコンをクリックすると、曲を分割して、再生する順番を決められる「アレンジャパート」(編曲)を設定できる。

SEQUEL

上部のアレンジトラック内にて「アレンジャパート」を設定したあとで、ライブパッドで細かな調節を行う。ライブパッド上のアルファベットは演奏するパートの順番を表している

パートの順番や組み合わせを変えて、作った曲の構成にアレンジを加えることも簡単だ。ライブなどでかなりの威力を発揮するだろう。

【Conclusion】
 GarageBandに飽き足らずその上をというよりも、併用して楽しむのがベスト。「アレンジャパート」を利用したライブ機能もかなり面白い。初心者向けのチュートリアルも充実している。

×  ループに関しても独自のフォーマットであり、多少閉ざされた印象を受ける。画面内で専門用語を多用している。

(MacPeople 2007年8月号より転載)

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