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「ネットで得られない情報をクリエイターに提供」──Mac系イベント“MacZoo”が開催

2007年04月27日 20時00分更新

文● 木下健児

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Macworld Expo Tokyo”のようなアップル専門の大型イベントが日本で開催されなくなって久しい。情報はインターネットからも得られるが、ユーザーが能動的に獲得する情報と、イベントで不意に出会う発見では、意外性や新鮮味の度合いが異なる。

メーカーにとっても、展示スペースやセミナーで行なう商品説明やデモンストレーションは、ユーザの疑問やリクエストといった生の声が得られるまたとない機会であったはず。

MacZoo

MacZooの告知ページ

今回、東京・秋葉原の秋葉原コンベンションホールにて、5月9〜10日に開かれる“MacZoo'07 in AKiBA”は、Macユーザー/メーカーにそんな体験を久しぶりにもたらしてくれそうなMac専門イベントだ(http://it.otsuka-bs.co.jp/...)。

企画したのは(株)大塚商会で、マルチベンダーを扱う独立系商社としての強みを活かして、このイベントのためにマイクロソフト(株)やアドビシステムズ(株)など42社の協力を得た。展示内容は、Mac/Win混在環境の利用方法や、クリエイティブ分野はもちろん、ビジネス分野でのMacを活用法など、多種多様な展示と、合計20のセミナーが行なわれる。

同時に、ソーシャルネットワーキングサービスの“XSHIBUYA(クロスシブヤ)”で公募されていたバナーコンテストの表彰式や、抽選によるプレゼントなど、イベントらしい企画も用意されている。

“俵谷 直孝氏”

大塚商会マーケティング本部の小林徹氏(右)と、俵谷直孝氏(左)。2007年は同社がMac関連ビジネスを手掛けて15年となる節目という



クリエーターやビジネスユーザーがターゲット


Macに関わる幅広いメーカーやベンダーが参加するMacZooだが、そのターゲットはクリエイターやシステム管理者など、ビジネスでMacを扱うユーザーとなっている。アップル認定のテクニカルコーディネーター(ACTC)でもある、大塚商会の俵谷直孝氏は、開催目的をこう語る。


イベントの目的は、仕事でMacを使っているユーザーにインターネットで得られない情報を提供したり、問題解決の手段を提示することにあります。仕事で役立つMac関連の技術や製品は数多く存在していますが、意外と知らない人が多いんですよ。


例えば、クリエイターにはの中には、未だに『Adobe Illustrator 8』を手放せずにMac OS 9を使い続けている人が多いんです。そろそろ最新環境に移行した方が良いと感じてはいても、具体的にどうすればいいのか、データはきちんと引き継げるのかといった情報が不足し、その疑問に答えてくれるエンジニアも身近に存在しない。そうした問題や疑問を解決する場が、MacZooになればと考えています。


こうした状況を反映してか、旧Mac OSでIllustrator 8/9を使ってる人向けに『Adobe Creative Suite 2.3』を紹介するという“Adobe Creative Suite 2.3 クリエイティブニューワークセミナー”は人気を集めて事前登録が相次ぎ、すでに満席となってしまった。

“俵谷 直孝氏”

俵屋氏は「このイベントを期に、アップルのビジネスを扱っている大塚商会を再度認知して欲しい」とも語っていた

俵谷氏によれば、そのほか『Office 2008 for Mac』を日本で初めて公開する“注目!! 日本初のOffice 2008 for Mac 製品セミナー”や、Mac OS X上でWindowsを動作させる『Parallels Desktop for Mac』を紹介する“これからのトレンド、MacでWindowsを使おう!”といったセミナーが人気を集めているとのこと。これらのセミナーは、一般ユーザーでも興味を引くところだろう。

展示会場やセミナーの事前登録は、MacZooのWebサイトにて5月8日まで受付中だ(展示のみはその場で登録して入場できる)。アンケートに答えることで、抽選でプレゼントが当たるというサプライズも用意されているので、秋葉原に買い出しついでにMacの最新ビジネス事情をチェックしてみてはいかがだろうか。


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