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【年始特別企画】

編集部に届いた変わり種の年賀状を紹介!

2007年01月05日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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2007年も明けて5日、まだおとそ気分が抜けないままに仕事始めを迎えて半ば“ねむけまなこ”でパソコン画面をにらみつけているという方も少なくないのでは!? そんな正月気分の読者の皆さんにお届けするのが、【年始特別企画】の変わり種年賀状だ。一年の計は元旦にあり、とばかりにIT関連の各社とも、自社製品やサービスの特徴をうまく生かした年賀状が作られ、編集部にも多数届いているが、その中から特に目にとまったものをピックアップして紹介しよう。皆さんも仕事にプライベートに出すグリーティングカードの参考になるのではなかろうか。

使いやすいデザイン/インターフェースを啓発する
ソシオメディアらしい1枚

ソシオメディアの年賀状

ソシオメディアの年賀状

モノクロでシンプルなデザインながら、なるほどと思わせたのがソシオメディア(株)から届いたこの年賀状。2006年から2007年へ“スイッチ”する元旦を、普段から見慣れたウェブページのラジオボタンで表現し、今にも紙面から「カチッ」と効果音が聞こえてきそうだ。

ソシオメディアはこうしたウェブページなどのデザイン、ユーザーインターフェースについて、華美/過飾に走ることなくあらゆる利用者や利用環境において使いやすいデザインを指導、レクチャーする活動を行なっている。そんな同社らしい1枚と言えよう。



初夢にぜひ見たかった富士フイルム プレゼンテックの年賀状

富士フイルム プレゼンテックの年賀状

富士フイルム プレゼンテックの年賀状

写真関連機器メーカーの年賀状は、いずれも劣らぬ美しい写真をモチーフにしており、「さすが」と思わせるが、そんな中でも富士フイルム プレゼンテック(株)のこの1枚は実に印象に残った。遠く雲海越しに富士の高嶺を望み、その手前には山頂に並んで眺望を楽しむ登山者たち。まさに「絵になる写真」だが、よく考えるとこれを写したカメラマン自身はいったいどこに立っているのだろうか。あるいは空撮かもしれないが、かなりの高さでホバリング/旋回していなければこの構図は得られなかっただろう。



猪突猛進をストレートに表現したOgilvy

米Ogilvy Public Relationsの年賀状

米Ogilvy Public Relationsの年賀状

Ogilvy Public Relations社の東京オフィスは、世界的に活動する広報代理店の日本支社で、厳密にはIT企業ではないものの、おもしろい年賀状が届いたのでぜひここで紹介したい。

と言っても、図柄は亥年をストレートに表現したもので、見て分かるとおり、せっかく作った迷路のど真ん中をイノシシが突き破ってしまうというもの。亥年の私にしてみれば「そこまで単純じゃないワイ!」と言いたくもなるが、下に「Best wishes for a breakthrough year.(ブレイクスルーな1年になりますように)」と書かれては、「ハイ、がんばります」と答えるしか!?



Flashを使ったミニゲームがわんさかのCELL

CELLの年賀状

CELLの年賀状

拡大したところ

拡大してみるとこんな感じ

(株)CELLは、Flashを使った着うた関連サービスやミニゲームを開発・提供しているメーカーで、サービス自体は他社ブランドから提供されるため直接その名前を見る機会は少ないかもしれないが、実はあなたのケータイで遊んでいるそのゲームもCELL製だったりするかもしれない。

この年賀状は、いかにもミニゲームらしいミニミニ画面を実に891個並べた渾身の一枚。昨年秋に米国でもBrewを通じたFlash Liteおよび対応ゲームの配信が開始され、日本企業としていち早く同サービスにも参加したCELLの動きには、今年も目が離せない。



お役立ち度No.1年賀状はmixi(ミクシィ)

ミクシィの年賀状

ミクシィの年賀状

年賀状と言えば、挨拶文や差出人の名前を見て、住所や連絡先が変わっていないかを確認したら、あとは15日の“お年玉くじ”の当選番号が気になる程度だが、昨年9月に東証マザーズに上場した(株)ミクシィの年賀状はちょっと気が利いている。

裏面が2007年のシールカレンダーになっており、デスクトップパソコンのディスプレーやノートパソコンのパームレストなど、ちょっとした隙間に貼り付けられるのだ。ふむふむ、今年は2月以降の3連休が9回で、5月の大型連休は1日と2日を休めば9連休かっ!! などと、早くも休みの計画に思いを馳せたりできる。とはいえ、仕事場のパソコン画面が常にオレンジ色のウェブページだったりすると、9連休どころか年中休みになってしまいかねないので、オフィスからのアクセスはほどほどに。



切手部分にも凝ったジャストシステムとネオジャパン

ジャストシステムとネオジャパンの切手部分

ジャストシステム(左)とネオジャパンの切手部分

最後は文面ではなく切手部分に注目してみた。今年2月に一太郎/花子/ATOKなどの一斉バージョンアップを控えている(株)ジャストシステムは、くじ付き年賀切手の上に同じミシン目が入った“JUST.SYSTEM”のロゴが印刷されたオリジナル切手を貼っている。もちろん、切手として有効なのは下の方だけだがなかなか目立つ手法だ。このオリジナル切手は“写真付き切手”と呼ばれる日本郵政公社の新サービスで、4年前(2003年)にサービス開始されたもの。昨年8月には、切手の図柄そのものにオリジナル写真をはめ込む“フレーム切手”サービスも登場しており、プリクラ気分で手紙や封書のやりとりがますます楽しくなりそうだ。

同じく切手部分に趣向を凝らしたのが、ウェブアプリケーションのグループウェア“desknet's(デスクネッツ)”でシェア拡大を目指す(株)ネオジャパンの年賀状。企業がまとめて投函した枚数を月額などで後から一括して支払う“料金別納郵便”の枠に、自社製品のロゴを差し込んだものだ。同様に料金別納郵便の年賀状を調べてみたが、こうした宣伝方法を使ったものはネオジャパンの1社だけ。もちろん、これから同様の手法は増えてきそうだが、目の付け所はイイ!

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