クラシック音楽の祭典『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』を最大限に楽しむ方法

おむつ替え、ベビーカー、大人しくしていられるか心配、でも大丈夫!『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』が子供連れでも楽しめるこれだけの理由

文●オシミリン(LOVEWalker編集部)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 もうすぐゴールデンウィーク! お子さんがいらっしゃる方は、子供を連れてどこへ遊びに行こうか…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方にオススメしたいのが、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。東京国際フォーラムを中心に開催されるクラシック音楽祭です。

 「クラシックと子供なんて相性が悪いでしょ」と思われた方もいるかもしれません。でも実は、ラ・フォル・ジュルネ TOKYOでは、子供も一緒にクラシックを楽しめちゃうんです。私自身、昨年の開催時に子供も一緒に楽しめるプログラムを聴きに行ったのですが、親子で楽しんでいるお客さんが多かったのが印象的でした。大人も子供も一緒に楽しめるラ・フォル・ジュルネ TOKYOの魅力をご紹介していきます!

子供がクラシックに触れるためのプログラムの探し方

 クラシックコンサートでは、未就学児は入場できないのが一般的。ですが、ラ・フォル・ジュルネ TOKYOは子供たちにも音楽に触れて欲しい、という想いから、3歳以上の子供たちも入場できるプログラムが用意されています。3歳以上から入場可能なプログラムの確認方法は簡単。タイムテーブル(https://www.lfj.jp/lfj_2024/performance/timetable.html)に記載の公演番号の横に子供のマークがついているものが入場可能です。

「タイムテーブルから探す」にある各開催日ごとのプログラム一覧に、このマークがあったら、3歳以上の子供も参加OK!のサイン

 また、最終日の5月5日(日・祝) 10:15〜11:00には、ホールAにて、「キッズのためのオーケストラ・コンサート 踊れや日本の心、オーケストラと共に!」が開催。こちらはまさに子供たち向けのプログラムです。子供たちにも親しみやすい音楽が、カラフルなオーケストラサウンドで奏でられます。

各所にベビーカー預かり所やおむつ交換スペースも設置─0歳児からでも参加できるコンサート

 さらに、5月3日(金・祝) 10:15〜11:00には「0歳からのコンサート ダンス!ダンス!ダンスで遊ぼ」、5月4日(土・祝) 10:15〜11:00には「0歳からのコンサート 踊りいっぱいの東ヨーロッパへGO!」がどちらもホールAで開催されます。こちらはなんと、0歳から入場可能! 東京国際フォーラム館内では、各所にオムツ交換ができる多目的トイレがありますが、「0歳からのコンサート」の開場・開演時間中はさらに、ホールAの2階ロビーにおむつ交換スペースも設置されるので安心です。

「0歳からのコンサート」開催時にはベビーカーがたくさん預けられ、赤ちゃんもたくさん参加していることがわかります

「0歳からのコンサート」過去開催時の様子

 これらの子供向けのプログラムでは、手拍子や誰でも簡単に真似できるような振り付けも取り入れられていたりと、子供たちが生き生きと楽しみながらクラシック音楽に触れあうことができます。また、わかりやすい解説なども取り入れられるので、まさにクラシックデビューにぴったりなコンサートなんです!

子供が楽しめる仕掛けがたくさん詰まったコンサートが行われます

子供がじっと座って聞いていられるか不安……なら、無料で楽しめる屋外コンサートがおすすめ!

 有料公演以外にも、無料で楽しめるプログラムがあります。

 5年ぶりの復活となる「こどもたちの音楽アトリエ」は、子供向けのワークショップ。期間中の有料コンサートかマスタークラスのチケット(半券も可)があれば参加することができ、ホールEキオスクステージで、開催期間の3日間、毎日1回実施されます。音楽が好きな子供や、ラ・フォル・ジュルネで音楽に興味を持った子供たちにぴったりです。

こどもたちの音楽アトリエ
https://www.lfj.jp/lfj_2024/event/article_03.html

 また、子供向けのプログラムとはいえ、子供が席に座っていられるかなど、いろいろと不安…という方は、まずは期間中丸の内エリアの様々な場所で行われる無料コンサートのうち、屋外で行われているものから聴きに行ってみてはどうでしょう。

 屋外でのコンサートなら、周囲の環境音などもあり、静かにしなくてはいけないというプレッシャーもあまり感じずに済むかもしれません。子供たちが飽きてしまったときなどは、すぐにその場を離れることができるのも利点なのではないでしょうか。無料公演の中でもラ・フォル・ジュルネの名物である、東京国際フォーラム 地上広場 (コン・ブリオ)で行われる「地上広場キオスクステージ」は特にオススメ。すぐそばにキッチンカーも出店しているので、キッチンカーで買ったフードを食べながら、ピクニック気分で音楽を楽しむ家族連れもたくさんいますよ!

キッチンカーで購入したフード片手にピクニック気分で音楽を楽しんでみては?

それでも周囲の人たちは快く思わないのでは?と心配な方へ

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024公式HPには、来場者への子供の参加者への配慮をお願いする案内も掲載

 ラ・フォル・ジュルネ TOKYOでは、「幼いうちに『本物の音楽』に触れてほしい」という思いから、2005年の東京での初開催時から、子供を連れての積極的な参加をうながしていて、参加する周りの大人たちもそれをバックアップするという文化が根付いています。ラ・フォル・ジュルネ以外にも、子供向けを謳った音楽会やコンサートはありますが、そこで子供を連れてくるなんて!と目くじらを立てる人がいないのと同様に、子供も参加できるコンサートの演目が本格的なクラシックになっただけ、と考えて気軽に聴きに行っちゃいましょう!

 子供たちが音楽に親しむきっかけとなってくれること間違いなしのラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024。ゴールデンウィークのお出かけ先にぜひ選んでみてくださいね!


ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024
開催日:2024年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)
会場:東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷
公演数:90公演
主催:ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 運営委員会
(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
特別協力:三菱地所株式会社


文 / オシミリン(LoveWalker編集部)

大阪生まれ。
趣味は読書と写真を撮ること、おいしいものを食べておいしいお酒を飲むこと。


この特集の記事