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Radiant VX3500B650AGをレビュー

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

2024年03月14日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社サイコム

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実際のゲーム寄りのベンチマークならどうか?

 もう少し実際のゲーム寄りの検証も試してみよう。まずは重量級となるアクションRPGの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF15ベンチマーク)。結果はスコアーだけではなく、目安となる評価も表示してくれる。その評価で「やや快適」以上になる設定を探った。

 最初はフルHD(1920×1080ドット)でなんとかなるかと期待したものの、画質設定をプリセットの一番下となる「軽量品質」にしても届かず、早々にHD(1280×720ドット)に下げた。「高画質」で試すとスコアーは3095で評価は「普通」。これではガタついてしまうシーンが目立つおそれがある。そのため、「標準品質」に落とすと、スコアーが5085まで伸び、ようやく評価は「やや快適」になってくれた。

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

FF15ベンチマークの結果

 ちなみに、画質をさらに落とした「軽量品質」にすると、6683スコアーまで伸びて、評価も「快適」になる。ストレスなく遊びたければ、軽量品質にしたほうがよさそうだ。ゲームによって負荷は様々だが、重量級のタイトルの場合は解像度も画質設定も下げるべきだろう。

 というわけで、続いては負荷が軽めの人気MMORPG用ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)だ。この夏にも時期アップデートが予定されており、カムバック勢のほか新規勢にとっては、快適にプレイできるかどうか気になるところだろう。

 FF14ベンチマークもスコアーだけではなく、評価も示してくれる。この評価で「やや快適」以上となる設定を探ってみたところ、フルHDでも画質設定を「標準品質(デスクトップPC)」にまで下げれば達成できることがわかった。

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

FF14ベンチマークの結果

 レポート出力で詳細を見ると、平均フレームレートは約50.3fps。最低フレームレートも31fpsで、普通に遊べるレベルだった。ちなみに、解像度をHDに落とすとスコアーは大きくアップし、画質設定を「最高品質」まで上げても8291、評価は「快適」と1段アップした。

 最後は、対戦格闘ゲームとして人気の高いSTREET FIGHTER 6用のベンチマークソフト「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」(以下、SF6ベンチマーク)を試してみよう。こちらはプリセットから「NORMAL」、「LOW」、「LOWEST」と条件を変えて試してみた。

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

SF6ベンチマーク(NORMAL設定)の結果

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

SF6ベンチマーク(LOW設定)の結果

グラボなしPCの星、Ryzen 7 8700G搭載PCはフルHDでゲームできるの?

SF6ベンチマーク(LOWEST設定)の結果

 NORMALでは平均30fpsを切り、快適プレイは困難。LOWでは平均30fpsを超えるものの、ちょいちょい引っかかりが気になりそうだ。LOWESTでようやく平均60fpsと不満なく遊べるレベル。少しの反応の遅れが勝敗を分けるゲームなので、プレイするならLOWESTが無難だろう。

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