4K最高画質でゲームがプレイできる! GIGABYTEのGeForce RTX 40 SUPER系ビデオカードの性能比較

文●宮崎真一 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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3製品でいちばん安価だが冷却面に抜かりはない
RTX 4070 SUPER EAGLE OC

 最後にRTX 4070 SUPER EAGLE OCは、GPUにRTX 4070 SUPERを採用した製品で、GIGABYTEのラインナップでは廉価モデルとなるEAGLEシリーズに属するカードだ。ブーストクロックが2525MHzと、リファレンスの2475MHzから50MHz引き上げられたクロックアップモデルとなる。メモリークロックは21Gbpsでリファレンスから変わりはない。

 さらにこれまでの2製品と同様に、GIGBAYTE Control Centerから、ブーストクロックを1MHz刻みで-1000~+1000MHzに、メモリークロックを2Mbps刻みで-2000~+6000MHzに変更可能だ。

RTX 4070 SUPER EAGLE OCにおけるGPU-Zの実行結果

 カードサイズは実測で約260mmと、これまでの2製品と比べると若干小さめ。しかし、基板自体は177mmほどとさらに小さく、カード後方は前面から裏面へとエアーが抜ける構造は、RTX 4070 SUPER EAGLE OCでも健在だ。

裏面には金属製バックプレートを装着。カードを後方には、エアーが前面から抜けるように大きな通気孔が確保されている

 GPUクーラーは、2.5スロット占有タイプで80mm角相当のファンを3基搭載。これらのファンは、中央の1基と両端の2基で回転の向きが異なるオルタネートスピニングを採用。

 また、ファンのブレードは5本の線状の突起物が用意された独自形状で、GIGABYTEによると整流性が向上するとのこと。また、アイドル時にファンの回転を停止する3Dアクティブファンも搭載する。

GPUクーラーには3基の80mm角相当のファンからなるオリジナルモデルの「WINDFORCE」を採用

先の2製品を含めてカードを横から見たところ。カード厚が3製品でかなり異なっているのがわかる

 さらに、OCモードとSILENTモードの2つのVBIOSを備え、それぞれファンの制御が異なっている。GIGBAYTE Control Centerで確認すると、OCモードは70度の回転数が2500rpmほどになっているのに対して、SILENTモードは2000rpmほどに抑えられている。文字どおり、回転数を減少させ、静音性を向上させているというわけだ。なお、動作クロック設定は、どちらのVBIOSで変わりはなかった。

OCモードにおける初期状態のファン設定

一方こちらはSILENTモードのもの。ファンの回転数がOCモードより抑えられているのがわかる

 GPUクーラーには4本のヒートパイプが用いられ、それらが3ブロックに分かれた放熱フィンを結ぶ構造。また、ヒートパイプがGPUに直接触れる「HEAT PIPES DIRECT TOUCH」も採用している。さらに、GPUベースもメモリーチップに密接しており、冷却面での抜かりはない。側面のGIGABYTEのロゴにはLEDが搭載され、GIGBAYTE Control Centerで制御できる。

 補助電源コネクターは12VHPWRに対応した16ピンを1基備え、8ピン2本を16ピンに束ねる変換コネクターも付属している。映像出力は、DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1a×1という構成で、これまでの2製品と同じだ。

補助電源コネクターは16ピンを1基搭載。2本の8ピンから電源を供給できる変換コネクターも付属している。そしてすぐ横にはVBIOS切り替え用のスイッチを配置。ブラケット側がOCモード、補助電源コネクタ側がSILENTモードとなる

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