水木しげる氏の妖怪画制作に迫る生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」

文●横浜LOVEWalker

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 そごう横浜店6階のそごう美術館では1月20日~3月10日の期間、水木しげる生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」を開催する。

 「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ多くの妖怪作品を生み出し、「妖怪」という言葉が一般に広がるきっかけを作ったのみならず、 その後も長きにわたり妖怪ブームの原動力を担い続けた。

 本展では、これまで開催されてきた数ある水木しげる展の中でも初めて、 その妖怪画制作の具体的手法に注目し、水木しげる氏の豊饒な作品世界を解き明かす。

 水木しげる氏が妖怪にこだわり続けた理由や、所蔵する妖怪関連書籍の展示と、それらを手がけた絵師や研究者など妖怪文化人について紹介。

鳥山石燕『画図百鬼夜行』1776年

柳田國男『妖怪談義』修道社1958年5版(初版1956年)

 また、水木氏が描いたおよそ1000点の妖怪にはそれぞれにモチーフになったものがある。さまざまなものからヒントを得て妖怪を描く創作手法を「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つのパターンに分けて考察する。

 本展の締めくくりには、存分に味わえる章として、「山」「水」「里」「家」それぞれに棲む妖怪ごとに展示する。

あかなめ

一反木綿

がしゃどくろ

海坊主

 会場では、公式図録「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展図録」(2200円)や展覧会限定のグッズも多数販売される。

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展図録

展覧会限定グッズ例

■水木しげるの妖怪 百鬼夜行展
会期:1月20日~3月10日
会場:そごう横浜店6階 そごう美術館
時間:10時~20時(最終入館19時30分)
入館料:一般 1600(1400)円、大学・高校生 1400(1200)円、中学生以下無料
※()内は前売り券、クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ提示時の料金

©水木プロダクション