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TriOrb BASE:新たな自律移動ソフトウェア群により、開発と実装を加速

PR TIMES

株式会社 TriOrb
ハードウェアからソフトウェアまでワンストップで提供可能に

株式会社TriOrb(トライオーブ)(本社所在地:福岡県北九州市、代表取締役:石田秀一、以下TriOrb)は、2023年12月に、自社開発の全方向移動プラットフォーム「TriOrb BASE」の機能を活かすための新しい自律移動ソフトウェア群をリリースしました。このソフトウェア群は、開発から実装までのプロセスを効率的かつ迅速に進めることを可能にします。






2023年4月のTriOrb BASEのリリースから、全方向移動機構に特化したユーザーが主な対象でしたが、この新しい自律移動ソフトウェア群により、これまで全方向移動機構に馴染みのなかったユーザーも、簡単かつ迅速に自律移動プラットフォームを用いた開発に取り組むことができます。このソフトウェアは、カスタマイズを含めた多様なニーズに対応することが可能です。

また、先日開催された「2023国際ロボット展」での公開以来、業界内外から高い関心を集めており、2024年3月からの出荷を予定しています。この新しいソフトウェア群は、ロボット技術の進化において重要な役割を果たし、さまざまな業界での実装を加速させます。


TriOrb BASEについて
TriOrb BASEは、従来の全方向移動機構を一新する、革新的な移動プラットフォームです。そのコンパクトな設計にもかかわらず、驚異的な走破性と優れた移動性能を実現しています。製造現場のような荒れた床面や狭いスペースでも容易に操作できるため、多様な環境での使用が可能です。さらに、精緻な移動が求められるシナリオにおいてもその性能を発揮します。

TriOrb BASEのもう一つの重要な特徴は、そのシンプルな構造です。この設計により、メンテナンスが格段に簡単になり、長期的な運用コストの削減にも貢献します。ユーザーにとっては、信頼性と利便性の両面で大きなメリットがあります。

TriOrb BASEは、産業用ロボット技術の新しい標準を設定し、多様なアプリケーションでの活用が期待されています。この革新的なプラットフォームについての詳細は、TriOrbのウェブサイト(https://www.triorb.co.jp/#base)をご参照ください。


自律移動ソフトウェア群について(2023年12月リリース)
このソフトウェア群は以下の3つの主要な機能で構成されており、各機能はユーザーの環境に最適化するためのカスタマイズが可能です。

【イメージ図】左から、VISUAL SLAM、 経路作成、安全制御

● VISUAL SLAM(ビジュアルSLAM)
自社開発のVisual SLAM技術を用いて、ロボットは周囲の環境を高精度に認識し、環境地図を構築します。4方向の5つのカメラを使用することで、位置推定の精度が格段に向上し、誤差1cm以下(※)の精密な位置決めが可能となります。これにより、複雑な環境でも高度なナビゲーションが実現します。
※周囲の環境などによって異なります

● 経路作成
A*アルゴリズムをベースとした独自の経路生成ソフトウェアにより、最適かつ効率的な経路が生成されます。このソフトウェアは、障害物が存在する場合の迅速な再経路生成にも対応し、柔軟な運行計画を実現します。

● 安全制御
4方向のカメラと距離センサーを活用することで、障害物や走行可能領域、歩行者の検出が可能です。高さ方向の判定も行うため、運搬物の衝突回避やスロープの安全な通過が実現します。また、歩行者検出時の動作はカスタマイズ可能で、より安全な運用を支援します。

さらに、これらの機能はROS2モジュールとして開発されており、中間データを利用した高度な上位システムの構築が可能です。これにより、ユーザーはより複雑なシナリオや多様なアプリケーションに対応したロボットシステムを容易に実現できます。


本件お問い合わせ先
株式会社TriOrb(トライオーブ)
e-mail: info@triorb.co.jp
https://www.triorb.co.jp/