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産業用リモート接続ソリューションのチームビューワー、2024年の業界トレンド予測を発表

PR TIMES

TeamViewer ジャパン株式会社
作業現場のITとOTの統合で生産性向上、データ活用によるスマート・ファクトリーへの移行

リモート接続のグローバルリーダーであるTeamViewer(以下、チームビューワー)は本日、TeamViewerジャパン代表取締役・マネージング・ディレクターの藤井一弘による2024年の業界トレンド予測を発表いたしました。


1.ITとOT(Operational Technology、オペレーショナル・テクノロジー)の統合が、運用、
トレーニング、カスタマー・サポートを変革する


製造業では2021年末以降、建設支出が2倍に増加しており*、スマート・ファクトリーやインダストリー4.0、倉庫でのビジョン・ピッキングをサポートするために、メタバースを構成する高度なテクノロジーを採用する企業が増えることが見込まれます。

OTシステムにITを導入する企業とそうでない企業の間では、従業員の業務体験だけでなくカスタマー・エクスペリエンスにおいても、成果の格差が広がることが予測されます。

ITとOTシステムを統合すれば、業務全体の品質と生産性を高めることができます。単にデバイスや機械をリモート接続するだけでなく、それらの自動化や制御に係る運用データを収集・分析したり、拡張現実(AR)/複合現実(MR)ソリューションを活用することは、使いやすさや業務コラボレーションの向上につながります。
これらの統合は、迅速で拡張可能なアフターセールス・サポートやトレーニングにおいても重要で、適切な情報を必要な人員にタイムリーに届けることが可能になります。

倉庫や物流、航空宇宙環境のような複雑な産業機器を扱う現場でのデジタル・ツインやARの事例が増えることで、産業におけるITとOTの統合は更に加速すると予測されます。

2. ChatGPTを超え、自動化、エッジ分析、人間中心の未来が許容される

人工知能(AI)は、機械学習やルールベースのエキスパート・システムといった形で長い間存在していましたが、ChatGPTの登場により、テクノロジーの最前線に躍り出たことはいうまでもありません。現代は、構造化、非構造化を問わず、大量のデータを収集し、高速で処理することが可能なビッグデータの時代です。効率化の推進、プロセスの合理化、人的ミスの削減を目的に、AIがビジネスに導入されています。

このようなビッグデータの処理には、大量のコンピューター処理能力とストレージが必要となり、来年は、AIアナリティクスが単なるデータ・コレクター以上の役割を担うために、今、主に利用されているクラウド・コンピューティングからエッジ(オン・デバイス)への投資が増えるとみています。

サイバーセキュリティや規制の懸念から、データの流れを把握し分析することに躊躇する声も一部あります。しかしながら、データ活用メリットはリスクを明らかに上回るため、先進ビジネスの推進に対する足かせにはならないとみています。もはや、こうした懸念からデータ活用を躊躇することは不可能なフェーズに突入しており、その事実からも、企業は責任あるアプローチを取らなければなりません。

ビジネス・リーダーは、従業員が新たなスキルを習得し、より価値のある仕事が提供できるように、人間中心のアプローチでこのテクノロジーを慎重に導入することを検討すべきです。責任を持って導入すれば、AIは従業員の生産性、効率性、正確性を向上させることができます。最終的に、あらゆる産業で深刻化しているスキル不足を克服する鍵になると予測します。

3. 現場の運用データを駆使し、伝統的な工場からスマート・ファクトリーの移行が進む

チームビューワーとのパートナーシップにより実現し、新たに開設された現代自動車グループシンガポールグローバルイノベーションセンター( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000034559.html )は、究極のスマート・ファクトリーといえますが、実際は、すべての企業が、スマート・ファクトリーをゼロから建設するわけではありません。

2024年には、スマート・ファクトリーが大きく成長することが予測されますが、主には、既存の工場をスマート化することにより進化することになります。工場を運営している企業は、先進的発想を備え、スマート機能を開発するために現場のプロセスに目を向ける必要があります。

工場現場の運用データは、垂直統合されたソリューションを開発し、効率化を推進するためには必要不可欠です。データ収集と分析がすべてともいえ、その工程が成功すれば、すでに存在しているスマート・ファクトリー化の技術を既存のオペレーションと統合することも可能とです。

加えて、ARは工場現場でさらに活用されることになります。従業員のトレーニングであれ、現場の課題解決であれ、スマート・グラスとARソフトウェアを通じて、熟練スタッフが工程を支持することができます。これにより、工場の効率的な稼働時間が増加し、従業員の作業プロセスが最適化できるようになります。
2024年には、より多くの企業が現場のプロセスを理解するために時間と資金を投資し、運用データを活用して既存工場のスマート・ファクトリーへの移行を推進することになるでしょう。

*U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY, FEATURED STORIES Unpacking the Boom in U.S. Construction of Manufacturing Facilities ( https://home.treasury.gov/news/featured-stories/unpacking-the-boom-in-us-construction-of-manufacturing-facilities#ftn1 )


TeamViewer (チームビューワー)について
チームビューワーはリモート接続プラットフォームのグローバルリーダーとして、デジタル化を推進するあらゆる規模の企業を支援しています。リモート接続ソリューションである『TeamViewer』は、PC、モバイル端末、工場の機械やロボットなどのデバイスと人、そして場所や時間を問わず世界のユーザーとの接続を可能にし、セキュリティの高いリモートアクセス、サポート、コントロール、コラボレーション機能がいかなるオンライン上のエンドポイントでも利用可能です。個人向けには無償で提供しており、現在の登録者は63万人以上に及びます。法人は中小企業から大企業まで多様な業種で利用されています。チームビューワーはデバイスの分散化、自動化、リモートワークといった世界のメガトレンドに適応しながらAR、IoT、AIの分野でのDXやイノベーションを主導しています。会社設立以来、『TeamViewer』がダウンロードされているデバイスは現在25億台に達しています。会社設立は2005年。本社はドイツのゲッピンゲン、従業員は全世界で約1,400名。2022年度の売上は約5億6,600万ユーロ。TeamViewer SE(TMV)はフランクフルト証券取引所に上場しており、MADAX株式指数構成銘柄となっています。TeamViewerジャパン株式会社はTeamViewerの日本法人として2018年に設立されました。日本法人のウェブサイトはhttps://www.teamviewer.com/ja/