このページの本文へ

G-Master Velox II Intel Editionレビュー

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

2023年11月30日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社サイコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

丁寧な組み立てと効率が良いエアフロー

 G-Master Velox II Intel Editionはサイドパネルがガラスなので、内部の仕上げが気になるところ。とはいえ、その点サイコムのBTOパソコンは安心してもらって大丈夫だ。

 裏配線が徹底されており、表に出ているケーブルは必要最小限。写真を見てもらえればわかるが、ほぼマザーボードとビデオカードに接続している電源ケーブルしか目に入らない状態だ。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

無駄が一切ないケーブルレイアウト

 表がきれいだと裏はぐちゃぐちゃになりがちだが、その点も抜かりない。ケーブルは伸ばす方向ごとにキレイにまとめられ、PCケースに固定されている。これだと整頓されてれば、将来ストレージを増設したい時など、ケーブル探しで苦労することはないだろう。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

ケーブルが多くてもキレイに束ねられている

 CPUクーラーはNoctuaの空冷モデル「NH-U12S redux」。上位のNH-U12Sと比べ、ヒートパイプが1本少なく、ヒートシンクとの接続方式が異なる。そのため、冷却性能はやや下がってしまうもののコスパは良く、ミドルクラスのCPUを冷却するには十分な性能だ。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

NoctuaのNH-U12S reduxを採用。ファンのカラーは茶色がベースのNH-U12Sよりも本機にマッチしているように見える

 空冷クーラーの悩みは、CPUから出た熱がPCケース内にたまってしまいがちなところ。これを可能な限り解消するため、PCケースファンをちょうどCPUクーラーと同じ高さに配置している。

 この配置によって、CPUクーラーから出た熱風を最短経路でPCケース外に排出できる。ちなみに、吸気ファンは2つあり、上はCPUクーラー、下はビデオカードに外気を送り込む。この効率的なエアフローもPCケース内部の温度上昇を抑えているので、静音動作に寄与していると言える。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

フロントの吸気ファンは2基搭載する

 使い勝手に直結するインターフェースもチェックしてみよう。リアはマザーボード直ということもあって、USBポートは必要十分。USB Type-Aが6基(USB 3.2 Gen 1が4基、USB 2.0が2基)、1Gbpsの有線LAN、音声入出力などを搭載する。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

リアには6基のUSB Type-Aを備える

 フロントインターフェースは天面に装備。2基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)、USB Type-C(USB 3.2 Gen 1)、マイク入力、ヘッドホン出力と、こちらも必要十分だろう。特に最近はUSB Type-Cの周辺機器が増えてきているだけに、フロントで使える点はうれしい。

鉄板ゲーミングPCをRTX 4060 Tiの超静音グラボ&14600Kのちょいカスタムで超鉄板化

PCケースはFractal Designの「Pop Silent」。PC自作市場でも販売しているモデルだが、USB Type-Cはオプション扱い。しかし、サイコムではデフォルトで実装している

 また、このPCケースは天面とフロントに吸音フォームが貼り付けてある。さらに、サイコムが独自で右サイドパネル(裏配線側)に吸音フォームを取り付けており、そこも静音性に寄与している。トレンドの白色カラーやシンプルなデザインと相まって、静謐な雰囲気を漂わせている。

カテゴリートップへ