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Premium-Line Z790FD/D5をレビュー

Core i7-14700KFを搭載したプレミアムPC、20コア/28スレッドのパワーを見よ!

2023年10月17日 22時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: サイコム

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検証の前に……Premium-Line Z790FD/D5ってどんなモデル?

 新CPUの性能が気になるところだが、まずはPremium-Line Z790FD/D5がどんなPCなのかを紹介しておこう。Premium-LineシリーズはサイコムがFractal DesignとコラボしたBTOパソコンで、「長く使えるPC」をコンセプトにしている。

 高品質なPCパーツを採用し、高いパフォーマンスを安定して発揮でき、静音性にも配慮しているシリーズだ。そして、標準で2年間の保証(ほかのシリーズは1年)、無償オーバーホール(1回)、購入後のアップグレードサービス(有償)なども用意しており、文字通り「長く使えるPC」になっている。

 ちなみに、アップグレードにはPCパーツ代金だけではなく、作業料金がかかる。しかし、保証期間内であれば4125円、保証期間終了後でも8250円と高くはない。また、以前使っていたPCパーツは下取りして、なるべく安くアップグレードできる点も気が利いている。

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無償オーバーホールや下取り対応アップグレードサービス(有償)など、サービスが充実している

 PCケースはFractal Designの「Define 7」。標準構成では、裏に防音材が貼られたスチール製のモデルを採用している。静音性という観点ではスチール製が有利だが、見栄え重視のガラスパネルモデルもBTOメニューで選択できる。

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BTOメニューではガラスパネルモデルも選べる

 このように、サイコムはBTOメニューが充実している。メモリーやストレージの増量だけではなく、メーカーやモデル、PCケースオプションの変更といった細かい部分もカスタムできる点がいい。

 ちなみに、サイドパネルの防音材はフロントパネルの内側にも装備。動作音漏れを軽減してくれるため、PCを机の上に置いてもうるさく感じないというメリットがある。

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フロントパネルの内側にも防音材が貼ってある

 フロントインターフェースは本体上部にあり、4基のUSB Type-A(USB 3.0が2基、USB 2.0が2基)、USB Type-C(USB 3.1 Gen 2)、マイク入力、ヘッドフォン出力を備える。これだけUSBポートの数が多ければ、リアインターフェースまでアクセスする回数が減るだろう。

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フロントインターフェースでもUSBポートが充実

 リアインターフェースもUSB Type-Aが6基(USB 3.2 Gen 2が2基、USB 3.2 Gen 1が4基)に、USB Type-Cが2基(USB 3.2 Gen 2x2が1基、USB 3.2 Gen 2が1基)と充実している。

 さらに、2.5GbEの有線LAN、6GHz帯も使えるWi-Fi 6Eまで搭載しており、ネットワーク通信機能も万全と言える。Bluetooth 5.3もサポートしているので、別途アダプターなどを買わなくても、マウスやキーボードなどのワイヤレス周辺機器が使える。

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リアインターフェースのほか、無線機能も備える

 なお、フロントパネルの内側にあるフィルターと、天面のフィルターは簡単に取り外せるので、ホコリがたまってもサッと掃除できる。こういったメンテナンスのしやすさも、長く使える理由の1つだ。

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天面のスチールカバーは、手前から持ち上げると簡単に外れる

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スチールカバーの下にあるフィルターは、奥にスライドして外す仕様だ

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