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TISの「Dialog Play(R)」とMicrosoftの生成AIサービスの連携機能を、大阪府のLINE公式アカウント「おおさか楽なび」へ提供

PR TIMES

TISインテックグループ
~シニア向けコミュニケーションにおける会話能力の大幅アップを実現~

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、AI搭載型チャットボット作成サービス「Dialog Play(R)」と、ChatGPT、GPT-3/3.5/4などの生成AIモデルを利用可能なMicrosoftの「Azure OpenAI Service」との連携機能を活用して、大阪府の「スマートシニアライフ事業」のLINE公式アカウント「おおさか楽なび」の会話能力の大幅アップを実現したことを発表します。


スマートシニアライフ事業では、2022年12月よりLINE公式アカウントとして「おおさか楽なび」を開設し、高齢者の孤独・孤立緩和や会話・外出機会の創出などを目的に、テキストや音声入力でキャラクターの「大(だい)ちゃん」と会話ができる「コミュニケーション支援サービス」を展開しています。「大(だい)ちゃん」には、AI搭載型チャットボットとして、TISの「Dialog Play」が採用されています。

<システム構成図>


「Dialog Play」は、様々な生成AIモデルを利用可能な「Azure OpenAI Service」と連携する機能を実装しており、同機能を活用することで「大ちゃんの」会話能力が以下の点で改善されました。

・「定型会話 + 生成AI活用による回答」により、従来回答できなかった内容や固有名詞(地名や趣味など)に関する回答の幅が格段に向上
・大ちゃんのキャラクター設定を反映した生成AIによる自然な会話を提供
・会話すればするほど、趣味嗜好等を把握し、利用者に寄り添った会話を提供
・会話の流れで、スマートシニアライフ事業の提供サービスを紹介

また、生成AI利用の不安に対応して、生成AIの利用あり/なしを選択できる機能を提供しています。

■背景
大阪府のスマートシニアライフ事業においてLINE公式アカウント「おおさか楽なび」のサービス提供が開始され、高齢者の会話機会や外出機会を創出するコミュニケーション支援サービス「大ちゃんと話す」にAI搭載型チャットボット作成サービス「Dialog Play」が実装されました。これまでは、シナリオにない話題や様々な固有名詞に対してうまく対応できない場面がありました。

そこで、安全性(倫理的)の向上や従来よりも正確に回答をすることが可能なChatGPTが2023年3月にリリースされ、この機能を活かせるのではないかと考え、TISでは以前よりAI・データ分析のプロフェッショナルであるTISインテックグループの澪標アナリティクス社と連携して多角的にChatGPTの評価を進めてきました。

検証の結果、OpenAI社が開発したChatGPTを含むGPT-3、CodexなどのAIモデルの利用が可能なAzure OpenAI Serviceを活用することでAIチャットボットの「Dialog Play」の機能強化に一部利用可能と判断し、「DialogPlay×生成AI」のノウハウ、知見から、安全・安心に配慮した生成AIの活用により、回答の幅を大きく広げることで、高齢者にとって親しみやすいコミュニケーションを実現しました。

■「Dialog Play」の「Azure OpenAI Service」連携機能について
「Dialog Play」では、FAQ検索機能、FAQ生成、回答生成の機能強化として、生成AIを利用することができるAzure OpenAI Serviceと連携しています。
大阪府のLINE公式アカウント「おおさか楽なび」では、「Dialog Play」のシナリオベースのエンジンにより、定型会話・各サービス紹介・連携にて正確な情報提供・回答を行い、シナリオ外への回答の生成に生成AIを活用することで、回答の充実・会話能力の向上を行っています。
既存のAIチャットボットの優位性と生成AIの先進性をTISがチューニングすることで、ハイブリッドのチャットボットサービスを「Dialog Play」で実現し、お客様に快適なサービスの利用環境を提供します。

■今後の展開
TISでは、今後も進化のスピードが劇的に早い生成AIを継続的に検証しつつ、「Dialog Play」に最適な機能を取り入れていき、シニア向けをはじめとして様々なコミュニケーションの場面を提供していきます。「Dialog Play」が、会話機会の創出や気軽なコミュニケーション支援ツールとして発展し、より人に寄り添うホスピタリティーサービスへ進化していくことを目指しています。

今回のLINE公式アカウント「おおさか楽なび」の会話能力の改善について、大阪府CIO兼スマートシティ戦略部長 坪田 知巳氏は次のように述べています。
「高齢者にとって、会話の無い孤独な日常が健康寿命に悪影響を及ぼすことが研究でも明らかになっており、大ちゃんとの会話が高齢者QOL向上につながることを期待しています。当初、AIスキルに定評のある数社に、「大阪府の高齢者が生成AIを使えるようにしたい。そのためには、テキストではなく雑談的な会話でやりとりできること、しかも会話は大阪弁であること」という突拍子もない条件でAI開発の可否について尋ねたところ、TIS様だけが「可能です。取り組みましょう」と回答していただきました。大阪発祥のTIS様は地元愛も強くAIスキルは全国屈指であり、しかも健康寿命延伸についてもOSPF※1で一緒に取り組んできた実績が、今回の画期的なコミュニケーション支援サービスにおけるTIS様と大阪府のパートナーシップに繋がったと思います」

※1:大阪スマートシティパートナーズフォーラム(Osaka Smartcity Partners Forum)https://smartcity-partners.osaka/

■スマートシニアライフ事業について
大阪府内のシニア層及びその家族を対象として、「高齢者にやさしいまちづくり」にフォーカスし、高齢者がデジタル端末を使って行政と民間の様々なサービスをワンストップで利用できるプラットフォームを公民連携で構築し、実証事業を進めています。
https://www.pref.osaka.lg.jp/chiiki_senryaku/smart_senior_life/index.html

■「おおさか楽なび」について
多くの高齢者の皆さまに手持ちのスマートフォン等で気軽に本サービスを利用頂けるようスマートシニアライフ事業のLINE公式アカウント「おおさか楽なび」を開設し、行政と民間のサービスをワンストップで提供していきます。


サービス内容(例)
【日常メニュー】
  ・ニュース ・天気 ・料理(レシピ動画)
  ・ゲーム  ・コミュニケーションサービス  ほか  
【サービスメニュー】
  ・行政情報 ・暮らしサポート(買い物、家事支援)
  ・健康支援サービス ・お仕事サポート   ほか
登録方法 LINEホーム画面から「おおさか楽なび」を検索
登録費用 無料(サービス利用では費用がかかる場合があります)
https://www.pref.osaka.lg.jp/chiiki_senryaku/smart_senior_life/osakarakunavi.html

■「Dialog Play」について
「Dialog Play」は、オフィスにおける情報・コミュニケーションに関わる様々な業務のDX化を実現するAI搭載型チャットボット作成サービスです。詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/dialogplay/

■「Azure OpenAI Service」について
「Azure OpenAI Service」は、大規模な言語モデルと生成的AIをさまざまなユースケースに適用できるサービスです。言語とコードを深く理解した大規模で生成的なAIモデルを活用して、最先端のアプリケーションを構築するための新しい論理的思考と理解の機能を実現します。詳細は、以下URLをご参照ください。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/cognitive-services/openai-service


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。



◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 ビジネスイノベーションユニット
ビジネスイノベーション事業推進部 マーケティング窓口
E-mail:biu_marketing@tis.co.jp